稚魚飼育・複数池濾過システム | ||||||||||||||||
■如何にして複数池の濾過をする? | ||||||||||||||||
私は毎年子取りをします。時季(4月下旬)になると庭には数個の池、水槽が並びます。 池、水槽にはそれぞれ独立した手作り濾過槽が付きます。稚魚(毛仔)はミジンコの生き餌で飼育しますがすぐに人工餌に切り替えます。早く大きくする為に餌をドンドン与えます。 当然ですが排泄物も多く出します。この頃(7月)になると梅雨も明け、水温も上がり稚魚はさらに餌を多く欲しがります。 濾過槽では微生物が頑張ってくれていますが、やはり小まめに濾材の手入れが必要となります。昨年のシーズンが終わり、まず考えた事は濾過槽の事でした。 幾つもある濾過槽の掃除を楽にする為に、大きな水槽を冬の間に改造して大型濾過槽を作れば随分楽になるのではという考えから始まりました。 しかし、数個の池、水槽を配管で結ぶとなると、その周りには配管があっちこっちに這い回り、足を引っ掛けたりするだろうし、見た目も悪い、悩んだ末に配管を地中に埋設する事にしました。 又、更によいものがある事に気が付きました。5型の全自動濾過器です、ハウス内で3dの水槽に使用していましたが、それを出してしまった為に隅で遊んでいる事に気がつきました。 そうだ、これでやって見ようという事にしましたが、実際にこの濾過器で私が考えているような利用の仕方が出来るかどうかが問題です。 各池、水槽の大きさ、高さ、地面との高低差、そのような事が吸水、排水(処理水)にどのように影響するか、又、調整するか、調整出来るか。 数日間悩み,色々と調べましたが答えは出ませんでした。取り合えずホームセンターへ行けば何か参考になる物があるのではないかと思い、該当しそうな部門をウロウロと、数店舗めでこれだ〜という物が目に入りました。 プラスチック製のバルブです。これを上手く利用すれば水流の微調整が出来るのではと考え着工しました。 |
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■複数池濾過システムの概要 | ||||||||||||||||
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■こうして作りました | ||||||||||||||||
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■楽して育つ稚魚 | ||||||||||||||||
最高の性能が出せるようにと思考錯誤を繰り返してついに完成しました。 まずは一番奥の3番プール池の吸、処理水バルブを開き機械のスイッチを入れました。いい感じで仕事をはじめました。当たり前の事ですが感動しました。 続いて2番コンパネ池のバルブを開きました、これも又、いい感じで働きだしました。 30分くらいすると3番池の水位がわずかに下がりだしました。やはり、地面の高低差の影響が出て来ているようです。 吸、処理水のバルブで調整して、水位を保つようにして、1番水槽のバルブも開きましたが、やはりバルブの調整が必要のよう数日間様子を見ましたが、水は不思議な動きをします。 数日間水位が安定しいても濾過器が1度自動洗浄するとどこかでバランスを崩すのか、あふれる池、水が足りなくなる池マア〜難しいですね。 私の場合は仕事が自宅ですから毎日のバルブ調整をして使用すればいいのかナ〜という事になりました。 又、全部の池、水槽を1度に濾過しようとしないで、各池、水槽ごとに、時間、半日、1日、などと決めて、集中的に濾過しても良いようです。 結果として、今年の稚魚の育ちは大変に良く、買えば2桁はするだろうと思われるものも出ました。今夏は餌やりだけで済み大変に楽をさせてもらいました。 |
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