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穴あき病について
 今はやりの穴あき病について、どのようにすれば治るのか、薬をどのように使用したらよいのかわからない。
 とにかく、鯉を安心して飼いたい。薬の使用方法を教えてほしい、それがだめなら事例や鯉屋さんのやりかたでも掲載していただきたい。など、愛鯉雑誌には、このような悲痛な叫びが寄せられているようです。
 穴あき病にに対する有効な治療方法が見つからない中、多くの愛鯉者のかたがたが困っておられるのが現実です。

穴あき病の治療の現状
 新穴あき病の治療には、ほとんどの場合、一般に誰でも手に入れることができる薬では効果が少なく、獣医師などの処方箋が必要な要指示薬に頼っているというのが現実です。
これらの薬は、鯉屋さんでも本来は扱うことができないので、鯉屋さんの治療の事例を雑誌に掲載することすら問題のようです。
 近くの鯉屋さんを通じて、専門知識のある獣医師のアドバイスを受けることができればいいのですが、それも難しいのが現実です。なるべく病気にならないように、水作りや給餌など、日頃の管理に気をつけながら病気予防に努めるのが現状と言えるでしょう。
(月間錦鯉より引用)

「穴あき病」の症例
初期は、ウロコの1枚に小さな斑点が出来る程度です。それがだんだん大きく膨らみ、赤く充血して見えたり出血するようになります。症状が進行すると、ウロコが脱落し一部が腐ったように穴が開いて、それが次第に大きくなり、感染症になりやすくなります。
進行は比較的ゆっくりですが、酸素の少ない環境や、水質が悪いと進行が早く、死に至ることも多くあります。
体の至る所に穴あきができる。
上と同じ鯉の尾の部分です。
重度の場合はその周りの鱗を取り除いた方が治りは速い。
鱗を取るときは、鯉に麻酔をかける。
傷口が白くなると回復に向う。
口のまわりが痛々しい、南天治療法で最もはやく治った鯉です。
4日目で完全に傷口が塞がり、7日目でもとどうり綺麗な鯉に。