私のアクティブライフ 2016年
 その99 航空祭
2016年11月27日
航空祭

懐かしいものを見るつもりで行きました。
 百里基地創設50周年記念航空祭です。ブルーインパルスが飛ぶと言うのは久しぶりだそうですので観客も多く10万人以上がアクロバット飛行を目的に集まったようです。
 ツアー会社は今回の混みようが想定外になると考え予定時間より早くスタートしました。朝早いのはつらいですね。バスは基地正門前に着けられバスから降りたら基地内と言えるような所です。
 この日の天気予報は戦闘機などが飛んでも雲が低すぎて雲を見に来ている状態か?飛ばない?のを想定して来ましたが最悪の状態は免れたようです。
 ブルーインパルスの編隊飛行です。
 基地正門を入り数分で装備品が展示されています。UH-60U 多目的中型ヘリです。
 茨城県常総の大水害です。2015年9月10日鬼怒川の堤防が決壊して流れ込んできた濁流の中電柱にしがみついている方を自衛隊機が救助するのをライブで見ました。
 この時のヘリがUH-60U型機だそうです。
 F-4EJ改です。この戦闘機は1981年に生産は終わった機体だそうです。戦闘機の記号の一部に「改」という漢字がつき、なぜか不自然ですが近代化改修により成長している機体だそうです。
 この機体全体に汚れた傷のようなものが見えますが、これはすべて機体に開けられた穴(近代改修)をふさぐ為に合金を貼りリベットで止めた痕です。傍で見るとこんなのが飛び急上昇、急旋回(G)などをしたらバラバラに分解するのでないかと思われるようです。
 F-4EJを色々改造した為「改」わかるような気がします。この機体を私は子供のころから見ていました。古い機体には間違いないですね。
 コクピットの下です。いたる所がリベットで止められています。
 航空自衛隊の最新鋭ジェット戦闘機です。F-4EJとは旋回性能などまるで違う機体に見えますね。自衛隊最新鋭F-15Jも飛び始めて40年も経つそうです。いろいろ近代改修されながら飛び続けているそうですが長持ちしますね。
 この戦闘機約1200機製造されて日本では213機が配備されているそうです。1機100億円以上するそうです。
 T-4 国産ジェット練習機です。ブルーインパルスのアクロバット飛行もこの機体です。
 航空祭だけあり色々見せてくれます。轟音を轟かせてF-4EJが地上の戦車などを攻撃している想定のようです。凄い勢いで飛んできて機首を下げ模擬弾を発射してます。
 地上への攻撃が終わると機首を上げて飛び去ります。これを複数回繰り返します。最高の見せ場だったと思います。
 この機種はRF-4E/EJと言うそうです。
 仮装攻撃を披露した機体が戻って来ました。コクピットを開けて観衆に手を振ります。この日ならではのサービスですね。
 F-15Jが滑走路に出て行きそうです。
 ジェットエンジンの凄い排気音を残して離陸します。
 急上昇し観衆の上空で旋回などを繰り返して持っている性能をふるに引き出し観衆に感動を与えます。10万人もの観客の目を独り占めです。最高の気分でしょうね。
年寄りの目ではとても追いきれません。こんな写真が限界でした。 

 AH-1Aコブラ対地、対戦車攻撃用ヘリコプターです。富士駐屯地の演習では戦車を攻撃する粋な芸を見せていただきましたが、今回は飛ばないようです。

 2015年7月
 陸上自衛隊富士駐屯地で訓練中の敵戦車を攻撃する対戦車ヘリアパッチです。素人目ではコブラもアパッチも見分けがつかないですね。
 C130輸送機です。搭乗定員は90名だそうです。人柄のよさそうな自衛官が色々な質問に 答えてくれます。2010年頃アフリカの南スーダンまで人道支援の為、約1万キロ飛びました。
 この時は数日間掛けて途中外国基地で複数回の給油を受けて目的地までたどり着きました。なぜ途中の基地で複数回の給油を受けるのか不思議と思う方は多くいられたと思います。答えは簡単です。日本の自衛隊は日本を守るだけの距離を飛べれば良い訳です。
 自衛隊ですから。戦闘機にしても同様です。米国から自衛隊機を購入する場合は日本を守るだけという決まりがあります。この人の良さそうな自衛官は自衛隊機も米空軍機も燃料タンクの容量は同じだと考えているようでしたが、それは間違いで同じC-130でも米軍機ですと5,000kmは無着陸で飛べるそうす。
 C-130輸送機の乗員入り口上部にS/SGT S、TANAKAと書かれていました。人の良さそうな自衛官に聞いた所、このTANAKAとはこの機体を整備する担当班の責任者の名前だそうです。
 格納庫ではF-4EJ改のコクピットへの試乗会も行われています。
 格納庫の裏では自衛隊グッツなどを売る売店が人気のようでした。「昼食時は大変混みます」と聞いていましたのでこのエリアで早めにいただきました。
 売店エリアを出ると間もなくUH-60Jヘリの模擬救難活動が始まりました。ヘリから2名の隊員が20mくらいの高さからロープを使い降下を始めました。
 1名の隊員がけが人を救助してヘリに戻ります。茨城県の大水害が思い出されます。残りの隊員もヘリに戻り、ヘリは飛び去りました。頼もしい演習を見させていただきました。
 T-125A救難捜索機だそうです。救難対象を見つけると救難物資を投下してUH-60Jの救助隊に連絡してUH-60Jでの救助が始まるそうです。
 救難活動にあたってはT-125AとUH-60Jはユニットを形成して行動するそうです。
 戦闘機の編隊飛行は続きます。雲が低くなり戦闘機を確認しやすくするためでしょうか? 大きな前照灯が点灯しています。あり難いサービスですが不気味な感じもしました。
 大きな編隊飛行です。飛び始めて間もなくです。それぞれの方向から私たちの上空を縦横無尽に飛び交い多方面で轟音がとどろきますが、気がつきますと編隊を組んで頭上を飛び去ります。
 思うに九十九里浜、鹿島灘沖で編隊を組み直し態勢を整えて飛んで来るものと思います。
 航空自衛隊も活動範囲が広がります。昨年導入された空中給油機だそうです。尾翼に下にそれらしき装備がついていますね。普通の貨物機に大きな燃料タンクを取り付けただけだそうです。
 百里基地には民間共用化された茨城空港もあります。格安航空のスカイマーク機が多く利用しているようです。
 航空ショーも終わるようです。帰路に着く為出口に向かう通路に対航空機関砲VADSが展示されていました。説明によると対空機関砲は基地防空の最終兵器だそうです。
 コンピューターとレーダーを組み合わせ命中率が高く、1分間に最高3000発打てるそうです。
 ペトリオット(パトリオット)ミサイルです。射撃管制車両、レーダー車、アンテナ車両など10台以上の車両によって構成されるそうです。
 テレビニュースなどではペトリオット発射車両のみ映りますからミサイルは簡単に発射できるものと考えてしまいますね。
 今日はブルーインパルスのアクロバット飛行を見られるものと考えていました。何処で見たか覚えていませんが東京オリンピックでこんなのを見た覚えがあります。こんなに正確ではありません。風に流されてもっとつぶれていました。
 私が若い頃米空軍横田基地で行われたブルーエンジェルスのアクロバット飛行です。この手の航空ショーでは墜落事故が相次ぎ、最近ではほとんど見られないようです。
昭和50年前半です。横田基地の米軍士官に良いものを見せるからと言われて行きました。
 米空軍最大の輸送機ギャラクシーが数機基地に降りて積み荷を降ろす風景を見させていただきました。ギャラクシーは前部と後部から貨物が降ろされるようです。
 ここまでは撮影が許されましたが、ここからはカメラをしまえと言われ、さすが隠し撮りは出来ませんでした。
 積み荷は全て降ろされました。大きな機体の前部から後部まで見通せます。
 その時、驚いたのはこのギャラクシ―の中から戦車と戦闘車両が降りた来た事です。私には写真が撮れませんでしたが米軍関係者らしきカマラマンは写真撮影が許されていました。
 その時見た積み荷とはこれです。この数日後この写真をいただきました。
 ネットでは米軍関係者だけが撮れる写真が多く出回っているのには驚きました。これは低速で小旋回が効く地上攻撃用戦闘機です。主翼は取り外されています。
 最近はほとんど見かけませんが、低空で旋回する為非常に耳障りな音を出して飛びます。
 ギャラクシ―から降りて来た戦闘機はこれです。A-10というそうです。世界の戦闘機集よりお借りしました。色々な攻撃兵器を搭載できるそうです。
 この時この地区を守る警察署の車両も数台来ていました。この警察所には身内が勤務していたた為、私が店を出した時から出前、宴会など多く利用していただいていました。一番のお客さんでした。
 この時、パトカーに乗っていた警察官も顔見知りでした。私も驚きましたが警察官は私以上に驚いていました。私を指差してなんでここにいるのかという表情でした。時代を感じるパトロールカーです。
 積み荷を降ろしたギャラクシーは数時間後の夕方近く特徴ある金属音と黒煙を残して飛び去りました。この当時は燃料が良くなかったのでしょうか?
 ここは百里基地の管制塔です。この中に数名の管制官が仕事をしているようです。
 横田基地の管制塔にも案内されたことがありましたが、やはり撮影は禁止でした。新型の戦闘機が来はじめた頃でした。その時の写真も後日受け取りました。
 離陸する戦闘機を上から見る事ができるとは考えてもいませんでした。4機編隊で飛び去って行きました。米軍機は通常でも常に実戦態勢で発進すると聞きました。
 2015年、友人の自衛官が退役をします。その前に遊びに来ませんかと誘われました。
航空ショーより近くで見られました。
 数十分後、轟音と共に離陸します。
 わずかで高高度に上がり、マッハという速度になるそうです。
 今回も旅友の田中氏と出掛けました。
 旅友の田中氏の友人も同行です。元市議の新井氏です。
 展示飛行で使用されるスモークは、切削油(スピンドルオイル)と称する本来は機械加工の潤滑・冷却に用いる油をエンジン排気口の後部に噴射、エンジン排気の温度によって油が気化し、それが大気中で冷却されて微小粒子へと凝結し、白いスモークとして見えるという仕組みである。
 要するに、油をエンジンの排気で気体にし、それが空気に冷やされることによって白い煙ができる。という事だそうです。カラ―の噴煙は何か障害が起きるような事は聞いた事がありますが、覚えていません。