私のアクティブライフ 2015年
 その79 ソレノイドを再生させる
 ソレノイドに使われるコイルはエナメル線を利用して絶縁していますが、更にポリエステル樹脂等で守られています。湧清水などに利用されている場合は濾材の攪拌器などの取り付け部分から水が漏れる事があります。
 この攪拌器はアルミ製ですので ある程度の年月で腐食します。
 中央奥の黒い物が攪拌器です。手前が攪拌器を回すモーターです。攪拌器を回すVベルトに水が垂れモーターが回るとソレノイドに水が飛び散り、ソレノイドは腐食や絶縁不良が発生して傷んで来ます。
 湧清水の場合、目に付きにくい所にソレノイドが付いていますから長い間水が掛かっても気が付きません。
この写真は良い状態です。
 ソレノイドが働く時、ジィーーーと言う音が聞こえるようになります。この音も手を掛けずに置くと更に大きくなります。このような音が聞こえたら交換するか手入れが必要です。
この写真も良い状態です。
 コイルを保護している茶色い絶縁材に長い間水が掛かるとボロボロになり、絶縁不良が起きて漏電します。鉄心やコア材も腐食していやな音を出すようになります。
 ちなみにこのレベルの部品をネットで調べると1,000円くらいです。
 数年前手を加えたソレノイドです。水がかかってボロボロになり絶縁不良を起して漏電状態になった部分ををドライヤーで良く乾かし、シリコンを隙間無く塗り防滴に備えました。少しサビが出て雑に見えますが良い状態で静に働いています。
※このテクニックは Kayzee Wada氏の頭脳からです。



Kayzee Wada氏のページはこちらです。http://www.kzn.tokyo/