私のアクティブライフ 2014年
 その73 凄い経験
  2014年6月7日
 凄い経験をしました。
 陸上自衛隊60周年記念行事に行って来ました。
朝8時に着きました。臨時駐車場には九州・北海道を除く各地のナンバーが付いた車がびっしり入っていました。入場待ちの方達が広い駐車場にとぐろを巻くように並んでいます。夏場に湘南海岸で有名な歌手がライブを行ないますがそのような感じです。
 なが~い行列はどこが最後尾かわからず人の流れに流されて随分歩きました。しばらく駐車場内をうろうろした先にやっと最後尾を知らせる自衛隊員が看板を大きく振り誘導していました。幸い曇り空でしたので楽でしたが、晴れて暑い日でしたら倒れる方も多く出たでしょうね。
 朝8時30分正門が開いたようで人が流れ始めました。
 正門を入ると右方面になが~い行列が見えます。なんだか判らないのですがとりあえず並ぶ事にしました。
 正門入り口で渡された案内書を広げ読んだところ『戦車体験試乗券抽選会場』でした。当る確立は3%くらいだそうです。私も3回並びくじを引きましたがまるで駄目でした。考えてみれば私はクジだの抽選だので当った事は一度もありません。ジャンケンでもそうです。私の人生そのものです。
 抽選は昔からある赤い玉・白い玉の抽選方法です。
当たりが出ると担当の自衛官がデパートなどの抽選会場と同じ様に大騒ぎで当たりを祝ってくれます。自衛隊とは思えないほどサービスが良いです。
 体験乗車人数にも制限がある様で10時にはこの行列も消えていました。
 クジ引きを3回挑戦した為広いグランドを3周もしてしまい疲れました。
広い駐屯地の一角では若い隊員が露天を出しています。テントにしたら10張りくらい出ています。ここでも自衛隊員というより屋台のお兄さんの方が似合う隊員が大勢いますがこの方達は選ばれた方達でしょうか?
 この広場の反対側では過去に使用された戦車などが十数両展示されています。
一度に30発も発射できるそうですが30年間も使い続けたようです。たとえ演習であってもこれだけ古いと発射ボタンを押すのには根性が必要でしょうね。
※私が若い頃北海道で戦車部隊が演習中に何かのトラブルで戦車が自爆し数名が亡くなった事を思い出しました。
 昭和27年製だそうです。私と同級生です。
平成6年まで使用したようですが、こんなのに弾をつめて撃ち込む時は家族の顔が浮かぶでしょうね。砲身などばらばらになりそうですね
 展示している十数両の中では一番大型のようです。
この戦車には排土板がついています。排土板とは建設機械等の前面に取り付け土砂や障害物を排除したりならしたりする目的でついています。
 馬力のある戦車についていて攻め込まれたら怖いでしょうね。
 南極観測船は自衛隊が運用しているようです。自衛隊が南極から持ち帰った氷だそうです。
 広い敷地の中には日本軍・自衛隊についての色々な展示品などが紹介されている、ふれあいホールがありました。年配の方達はため息をつきながら見入っていました。
 私は一人で行きました。
偶然ですがこの方も一人で来ていました。歩き始めて何気なく話をするようになりました。
 指揮官の乗った車両を先頭にあらゆる戦闘車両が訓練地内に集まって来ます。
 今日集まった方達が一番楽しみと期待をしている訓練が始まります。
 数えきれないほどの戦闘車両の行進が始まりました。
 いよいよ模擬火砲訓練が始まりそうです。
 辺りは静まりかえって来ましたがまだ砲撃開始の赤い旗が出ていません。赤い旗が出れば砲撃開始だそうです。
 いきなり物凄い爆発音と供に爆風が観客席を襲います。小さい子供を連れた方達は一斉に走ってこの場を離れます。
 演習敷地内に最新鋭戦車が突っ込んできます。
凄いエンジン音で辺り一面騒然とします。スピードも出ますが止まるという性能も凄いです。赤い旗が出ているので砲撃をします。
 最高速で(70km)で走って来て急ブレーキを掛けると掛けたと同時に地面に突き刺さるかのように戦車は止まります。どの様な構造になっているのか見当もつきませんが凄いものです。
 弾が発射されると煙も凄いです。これも攻撃をして自分達は煙幕の中に姿を消し身を守る為なのでしょうか?
 間もなく煙幕の中にいるようになります。
 日本が世界に誇る最新鋭戦車です。
爆弾などの威力ももちろんですが音の大きさで敵の度肝を抜くと言う作戦もあるそうです。天と地がひっくり返ってもこんな物凄い音はしないだろうと言うくらい凄い音でした。10式戦車と言うそうです。
 型式は違いますが砲撃が始まりました。
 砲撃訓練が終わりました。良い写真を撮るために短時間で見物人の中をぬって歩き2つのカメラで相当数の写真を撮りましたが良い写真は中々撮れないものですね。
 なにやら隊員がすばやく動き出しました。大砲の形が変わって来ました。
 大砲は牽引されて移動するものと考えていましたがどうやら自走するようです。どちらが運転しているのかは判りませんが少なくともカッコ良いとは言えませんね。
 訓練地内からは戦闘車両は全て出て行きました。
間もなくヘリコプターの音がして来ました。アメリカの戦争映画などには良く出てくるヘリコプターです。
 このヘリから4名の隊員がロープを使い降下しました。今回は色々見とれてしまいシャッターを押すチャンスも逃してしまいました。
 このヘリは情報収集に使われるそうです。  対戦車ヘリ・コブラと言うそうです。前席に射撃手・後部席に操縦士が乗っているそうです。
 対戦車ヘリには戦車を攻撃する為の機関砲と対戦車ミサイル等が装備されているそうです。  ヘリが3機着陸すると再び戦闘車両が入って来ます。どうやら現役の戦闘車両の展示会になるようです。
 オートバイも並んでいます。
陸上自衛隊ではオートバイは偵察用とか連絡用に使われているそうです。ホンダのXLR250が使われているそうです。
 このような戦車も本気で頑張ると燃費は1リットルで200mだそうです。世界の紛争地帯では戦闘用車両の長い列を見ますが燃料を積んでついて行く補給部隊も大変でしょうね。
 初めて知りました。
戦車に排土板ですが障害物などを取り除くものだと考えていましたがそれだけではありませんでした。排土板を地面に食い込ませ砲撃の際の衝撃で戦車本体の姿勢が変わらないようにする大切な役もあるそうです。
 大砲にも排土板がついていました。やはり姿勢の安定の為ですね。
 しっかり地面をとらえています。
 戦車試乗抽選に当った方達です。
 戦車の後部にかごが付き10名くらいが乗っているようです。
 試乗用の戦車が6両ありましたから約60名が体験されたようです。  会場内には数箇所の献血コーナーがあり多くの方が協力していたようです。
 私の父親もどの様な関係か判りませんでしたが今回のような演習には数箇所行っていました。話の種に機会があったら見ておくのも良いと言われた事がありました。
 父親の場合は全て招待の様でした。家にあった写真です。たぶんこの中にいると思います。
 招待客の席の一部です。
 招待客は本部庁舎まで来てそこから用意された大型バスに乗り演習会場まで来るそうです。
 聞いた話しでは招待客も防衛大臣も同等だと言われているそうですがそれも話でしょうね。いつかはお呼ばれされたいですね。送迎用の大型バスが次々に入って来ます。
 バスがいなくなると特別席にも誰もいません。自衛隊を守る会一同様お帰りです。
 予告無しに戦闘ヘリが頭上を飛び去ります。これは最後のサービスでしょうか?
 戦闘用へりですと時速800km/hで飛べるそうですが音も凄いです。
 私の家にあった写真です。
おそらく20年以上前のものと思われます。どこか陸上自衛隊基地です。
 横田基地ではないようです。  地対空ミサイルです。
 砲撃訓練が行なわれていた近くに住んでいるようです。タヌキですが自衛隊ストレスでしょうか? やせているように見えました。
 もう一度来てみたいです。
 おもちゃみたいですが当時は本物でした。
私が物心ついた頃はいくつもありました。物置の隅に転がっていました。重さが約630g長さが120mmくらいです。火薬・信管などは入っていません。
 平成10年頃年配の不動産屋が遊びに来ました。たいした意味もなく見せた所どうしてここにあるのかとしつこく聞かれました。
 すでに父は他界していましたし、私も子供の頃釘を打つのに使ったくらいでしたので出所はわかりませんでした。手りゅう弾です。握り心地といい重さといい投げるには丁度具合が良いようです。
 知識がある方が手を加えれば本物になってしまいます。調べたところこのような肉厚の破壊力のある手りゅう弾は対人間用ではなく、戦車、トラック等のエンジン部分に投げ込みうまく爆発すればエンジン部分を破壊し動きを止める事が出来るそうです。
 警察に押収された本物だそうです。  約70年前の大戦で日本は金属などの物資がなくなると陶器の手榴弾まで作ったそうです。
 これは備前焼きの手りゅう弾です。
 これは信楽焼きの手榴弾です。どう見ても小さい壷ですね。
 こんな危険なものを持って戦わされるなんて転ぶ事も出来ないですね。
 こんなのもありますが、空薬きょうなら持っていても違法ではありません。
 私が『凄い経験をしました。』を作り終わる頃(8月13日)我が家のポストにこんなチラシが入っていました。偶然でしょうがおかしなタイミングですね。
 手りゅう弾といいライフル弾いい以前から取り締まる側に何かリークされていたのでしょうか?まぁ~引っ張られるような物ではありませんから気にもなりませんが。
 富士の裾野の自衛隊演習地には山菜等自由に採れる場所があるそうです。自衛隊が演習で撃った砲弾を山菜採りの方が見つけて持ち帰る事もあるそうです。また砲弾などを拾う目的で山菜の時季に合わせて来る方もいるそうです。
 自衛隊は撃った砲弾(空薬きょうなど)は金属探知機を使って最後の1発まで探すと言っています・・・?が富士山の周りには砲弾コレクターが数名いるそうです。以前砲弾コレクターの家で爆発事故がありました。警察で調べたら不発弾を持ち帰り所持していたのが何かの原因で爆発したそうです。
 7月19日
 横田基地に新型輸送機オスプレーが来ました。9時少し過ぎ近くのホームセンターに行きました。買い物が終わり帰宅する途中大きな爆音が急に聞こえて来ました。今まで聞いた事のない飛行機の音でした。
 車で走行中でしたが目の前をテレビでしか見た事のない飛行機が離着陸コースに進入して来ました。写りは悪いですがこの先に着陸しています。
 7月21日
 昼ごろ私の家から西に1kmくらい先上空にヘリコプターがホバーリングしています。ヘリコプターの下で大きな事故とか火災でも発生して写真を撮りに来ているのかと見ていました。
 間もなく東約500m横田基地の飛行機の離着陸コースに大きな音がしてオスプレーが進入してきました。ヘリコプターはオスプレーを撮る為にホバーリングして待ち構えていたようでした。その後昼のニュースでへリコプターが撮影していたオスプレーの写真が放送されました。
 その後どこへ行くか判りませんが私が居間から空を見ていたところオスプレが離陸しました。良くは撮れませんでしたが撮れました。垂直離着陸機の為、離着陸時にはエンジンは下向きになる為ひどい騒音をだすようです。沖縄県民の苦しみも分け合う事が必要ですね。
 米軍は既成の事実作りの為になりふり構わなくなって来ているような気がします。この数日間は横田基地はいつになくざわついているようです。
 イスラエル・パレスチナ問題で米軍も手を焼いているようです。早期警戒官制機も久しぶりに来ました。着陸態勢に入ったのですが着陸せずに飛び去りました。タッチ&ゴー離着陸訓練だったのでしょうか。
 この手の飛行機は背中にレーダーを背負っている為か軍用機にしては動きは遅いですね。簡単に撮る事が出来ました。
 今回お世話になった田中さんです。
演習地内で撮った写真を届けに行きお茶をご馳走になりました。お互い初対面でしたが良い話が色々出来ました。有難う御座いました。