私のアクティブライフ 2014年
 その72 湧清水型生物濾過槽を作る
  2014年6月1日
 栃木県の友人から湧清水旧10型を頂きました。高さ130cm径60cm結構大きい物です。このまま何かの時に利用しようと考えていましたがこのままですと部品類が腐食等で弱ってしまうので、部品をはずし保管する事にしました。
 湧清水の心臓部ともいえそうな部品を全はずしていきます。
 本体と固定されていない部品は全てはずしました。
 部品をはずしきった状態を見てひらめきました。これを簡易生物濾過槽にしようと思いました。
 ある程度の水量を計算して本体を約半分に切ります。
 半分に切れました。
 生物濾過槽にするには架台についている留め金などもいりません。軽くする意味もあり切り取ります。
 上部にあった処理水排水口を取り付ける位置を決めます。
 位置が決まったらけがき、穴を開けます。
 沈殿槽も不要な所は切り取ります。
 攪拌機がついていた穴をさらに大きくして水槽からの水がゆっくり入るようにする。
 おおざっぱに切り抜いて、ヤスリをかけて仕上げます。
 40mmの塩ビ材をつけて固定する。
 裏側から見るとこの様になる。水槽の汚れた水がここからゆっくり入る。
 太い管が沈殿した汚物を排出します。
 細い管は水槽からの給水管です。余分な機械を取り外すとまぁ~すっきりしてます。
 旧型には濾材の仕切り板がついています。生物濾過なので濾材を少しでも多く入れる為、仕切り板を薄くします。
 40mm切って沈めます。黄色いテープは切る位置の目印です。最近目が弱って苦労しています。
 この中にビニロックフィルターを入れれば生物濾過槽が完成です。
 切った仕切り板の残りは濾過槽上部の内側に入れて強度を上げます。捨てればゴミです。
 半分に切った本体槽の上部を使い架台のカバーにしましたが、わずか丈が足りません。下部のバルブなどをしっかり固定するのも兼ねて、元々使われていた架台カバー切り取り固定して完成です。
 水を張ってしばらく経ちますが水漏れはありません。  赤いバルブが沈殿物を排出します。細いパイプが水槽からの給水管です。
 ビニロックフィルターに一手間掛けてこの濾過器用の濾材を作ります。  仔鯉用のコンパネ池に使います。良く働いてくれそうです。
 5型湧清水が今一調子が良くないので良いタイミングです。
 湧清水を解体してみて。
湧清水のプロが整備したものを購入したらしいですが、一言で雑ですね。とりあえず動けばいいや~くらいの整備です。
 水漏れしているサクジョンホースにテープを巻いただけです。
 日立のビルジポンプですが給水口がコーキング材で固められているだけです。お粗末なプロの仕事です。
 今回の作業でも利用しましたが湧清水等の修理には欠かせない物があります。
 水漏れを止めるパッキン材です。
大手ホームセンターで400円ぐらいで売っています。赤線の説明書には反発弾性に優れ加工性が良く、防振・防音・断熱材としてご使用ください。と書かれています。
※防水パッキンに使えますとは書いてありません。が私は随分前から利用しています。
 今回もここに利用しました。
 濾材交換をした場合は必ず取り替えます。ここに使用するパッキンはたぶん3,000円くらいすると思います。
 パッキンの作り方ですが、コンパスなどを利用して必要な大きさに切り抜きます。
 処理水室フタと本体の間に入れるパッキンを作ります。
 フタと本体を止めるボルトを通す穴を開けます。穴を開ける位置に釘を刺します。
 釘を刺したパッキンを裏返すと釘が出ています。
 穴を開けるには適当な角材の上に置き太さ10mm長さ50mmくらいの金物製の細いパイプを用意します。釘が出ている所にパイプを当ててかなづちで叩くと切り抜かれるように穴が開きます。
 パッキンに穴が開いたらフタの上に乗せてフタのボルトを通します。
※本体とフタの間に置いてボルトを通すのは難しいです。釘を刺し穴の位置を決める場合もこんな所かナァ~ですから先にボルトを通しておきます。
 パッキンも強い力で締め付けられるとはみ出してきます。
 はみ出したままでも良いのですが、私はきれいに切り取ります。
 利用していたパッキンも蘇ります。
このパッキンはボルトの内側で止めていました。その為パッキンは狭いです。これでも水は止まりますが交換したてはわずかですが水が垂れます。このパッキンをはずして両面にボンドをたっぷり塗ります。
 利用していたパッキンを再利用する場合は、パッキン、本体両方に印をつけて、元の位置に収めます。十分粘着力が出てきたらフタを乗せてボルトを締めれば水漏れはしません。
 間違えても濾過槽内には垂らさないで下さい。自信がない場合は半日くらい使用を中止した方が良いかも知れません。
 コンテナを利用した濾過器です。こんな所でも利用できます。
 65mmのパイプです。
この様な所でも利用できますが、少しの間は水が垂れますが間もなくもれなくなります。一手間掛ければ美味しい酒がたっぷり飲めます。試して見てください。