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孫が物心ついた頃から畑を始めました。
畑の周りには南天が植わり、大きな柿の木があったくらいで遊んでいた約200㎡の地面を耕し孫の喜ぶような物を作ろうと考えました。
地面には草がボウボウで畑になるのかと思うほどでした。
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数年後です。
ネットで小さい耕運機を購入しました。小さいですがそれなりの働きはします。クワを使っての作業よりはるかに楽です。自分なりに大枚をはたきました。
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毎年ジャガイモは必ず蒔きます。
ジャガイモ堀は孫の大好きな作業です。孫の気を引くにはこれが一番です。種芋を蒔いてから収穫までが早いのも良いですね。
種芋は蒔いてありますが雨がまるで降りません。発芽するか気になります。
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毎年、2箱くらい収穫できます。
小さいジャガイモを作るためにジャガイモの芽はかきません。余分な芽をかけば大粒のジャガイモになりますが孫は小さい方が喜びます。
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畑の半分は娘の担当です。
私と違い邪心はありませんから手の込んだものを種から撒きます。
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娘の畑の隅では毎年ゴーヤが完熟して種が落ち自然発芽します。
自然発芽で育つのですが毎年多く収穫できます。
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山ウドも毎年芽を出してくれます。
友人の山から分けてもらって植えたものが根付き10年近く山の香りを楽しんでいます。てんぷらなどにしたら最高です。
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スイカもできます。
数は採れませんがいくつかは収穫できます。
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かぼちゃです。
スイカもですが熟度を見極めるのがむずかしいですね。
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ブロッコリーです。
しっかりしたものができます。
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夏大根です。
おろし金でおろしていただきます。ピリリと辛く気合が入ります。
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キュウリ・トマト・ナスなども定番で作ります。
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昨年採れたカキですがこんな複雑な形のものがなりました。
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やはり昨年ですが、こんな笑えるようなナスも採れました。目のように見えるとこは偶然ですが虫が食べたようです。
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今年は凄い物を発見しました。世界的に有名な博士(小保方晴子さん)にも勝ったような気がします。
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今年は暑い日が続き畑の草むしりも思うようにはかどりませんでした。雨も少なく野菜も今一育ちません。
6月18日雨が降りそうな空模様でいつになく涼しい日でした。この日を逃したら畑の作物も草に負けてしまいます。
妻の手を借りて草むしりが終わる頃でした。妻がジャガイモにトマトがなっていると言い出しました。何かの見違えだろうと思いましたが見たところ確かにトマトです。
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私は世紀の発見だと思いました。
この日の夕方鯉の師匠の小山さんを訪ねました。そしてジャガイモにトマトの話をしたところ師匠もそんなのは見た事がないと言うのです。
私の写真を見ていただいたところ師匠もびっくり仰天と言う感じでした。私がこんな写真を見せられたら『ふざけるななめるんじゃないよ』言うかも知れません。師匠に明日にでも見に来ませんかと誘いました。
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翌日朝一で師匠の小山さんが見に来てくれました。
師匠は私より長く生きていますがこんなのは初めてだとトマトをカメラに収めましたがまだ信じられないようでした。
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この日の午後世紀の大発見を大手新聞社に写真つきメールで報告しました。
電話でメールを送った旨を伝えたところ電話に出た女性が驚いて興奮している様子が良く判りました。これで数日後には大騒ぎだと確信しましたが。
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その日の夕方近所に住む姉が来ました。
ジャガイモにトマトの話をしたところ驚きもせず、たまにある事だと軽くかわされてしまいました。えぇ~ほんとうかヨォ~。
その後娘がネットで調べた所、野生に近いジャガイモには実がなることがまれにある事がわかりました。畑で栽培されている物は長い間に改良されてほとんどならないそうです。
※へたの形はトマトそのものです。
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その後電話ではかなり感激してくれた大手新聞社のお姉さんからは何の連絡もありません。たぶん新聞社の上司は私の姉と同じでたまにはある事だ~で終わってしまったのでしょうか?
※ジャガイモトマトの隣では本物のミニトマトが花をつけています。
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今年の春は土壌改良などと生意気な事をした結果が、世界的な博士を越えた・・・などと・・・
簡単に百姓にはなれないですね。
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ジャガイモトマトもジャガイモの葉が枯れてしまえばその時点で収穫しようと思います。
このジャガイモトマトの種を蒔くとなんとジャガイモができるそうです。何かうそっぽいですがうまく収穫できたら来年私の研究室(おんぼろハウス)で発芽させて見たいと思います。
私のおんぼろ研究室です。
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その後6月29日大雨のあとジャガイモトマトを見に行った所、トマトは落ちていました。ジャガイモは花が咲くと間もなく枯れてしまいます。たぶんトマトは赤くはなれないだろうと思っていましたがその通りでした。
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落ちてしまったトマトですが自然に完熟するのではと考えて日当たりの良い所に置きましたが色は変わりませんので半分に切って見ました。
やはりトマトです。
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トマトの種を採取しました。
約80粒取れました。良く乾燥させて来年に備えます。
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本当にこんなのが収穫できたら私の人生観は変わりますね。
ジャガイモもトマトもナスも同じナス科だそうです。確かに花は良く似ています。来年が楽しみです。
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