私のアクティブライフ 2014年
 その70 50年ぶりだそうです
  2014年4月
 立山黒部アルペンルート 絶景 雪の大谷ウォークと高遠の桜
 久しぶりに出掛けました。
赤馬車という会社のバスです。2日間で全行程700kmくらいですがドライバーは2マンです。以前でしたら1マンでしたね。安心して乗っていられます。
 今回は高遠城址の桜の花見からです。広い駐車場がいくつもあるそうですが、この時季は花見会場の近くの駐車場にバスがうまく入れる事は運が良いそうです。
 この駐車場には大型バスが何列にも並んで駐車されてます。見えるのはわずかですが、数えたら70台近くまで数えられました。他社のドライバーさんに聞いた所100台くらい駐車できるそうです。
 この日が丁度8分咲き(満開)だそうです。広さ約5ヘクタールに1500本の桜が植えられているそうです。
 花見日和のこの日は花見というより人を見に来たような感じです。
 露店も多く出ていますが調理が間に合わない所も多くあります。人気店には行列ができます。又、うまく買えてもいただく場所がありません。立っていただくにも簡単にはありません。
 花見なので一杯頂きました。
大勢の人を離れて公園の隅で。
 昨年行った川津桜も大勢の花見客で賑わっていました。川津桜は約1ヶ月咲き続き200万人来るそうですが、高遠の桜は10日ほどで800万人来るそうです。込み合うはずですね。
 バスツアーなどと言う言葉が無かった頃会社の旅行で来ました。昭和47年頃。会社のバス旅行となるとバスが走り出した時点から飲めや歌えやで大騒ぎです。
 当時、今回のような多くの観光バスの姿はまるでなく、静かに花見ができた思い出があります。
 高遠城址公園を後にして今夜の宿に向かいます。
安曇野平野の田植はまだのようです。
 宿も近いようです。
小谷村には風流な建物がいくつも残されています。人は住んで居ないようですので町で管理しているのでしょうか?
 宿に早めに着きました。
こぢんまりした落ち着いた部屋です。
 のんびりと一風呂浴びてゆっくり。
静かに時間が流れます。食材も地のものが優しくいただけるように調理されています。
年配者にはぴったりです。
 翌朝です。
小学校1年生のようです。お父さんが車で送るようです。学校まで相当な距離がありそうです。
 今回のバスは車椅子用の座席が4席ありました。乗車した時は全席が広い作りと思っていましたが、良く見たら車椅子のマークが付いていました。
 翌日は座席が変えられ一般席でした。広い座席から狭い座席になると疲れが溜まる気がします。
 立山ケーブルカー駅に向かう途中です。
若い頃、能登半島一周した事があります。その頃この方面は観光客など多くなかった為か、宿を探すのが大変でした。
 古びたホテルで営業はしていないようでした。駄目元で聞いた所、泊めていただくことができましたが宿泊客は私達だけでした。なにか異様な気がしましたが何事も無く朝を迎える事ができました。
 その様なホテルですから、今回その時の看板を見た時は驚きました。「金太郎温泉です」今回この看板を見られると言う事は営業を再開しているのでしょうね。何らかの機会がありましたら行ってみたいですね。
 ホテルを出て約3時間半で立山ケーブルカー駅に着きました。
 添乗員さんからは1℃と聞いていましたが6℃とそんなには寒くはありませんでした。先着したグループはなにやら賑やかです。
 駅の構内の待合室でいただくはずでしたが、先客に占領されてしまい座る場所がありません。
 弁当はケーブルカーに乗る前に食べてしまわないと荷物になります。駅裏のふきのとうが芽を出している誰もいない所で立っていただきました。
 若い頃このコースに来た時、この会社に車の回送(立山駅から扇沢まで)をお願いした事がありました。
 当時は7,000円くらいだったと思うのですが、店番をしている若い方に話を聞いた所、わが社で40年位前からこの仕事をしているが当時から30,000円だったと言い切ります。そんなはずは無いだろうと思いましたが話はそれで終わりにしました。
 ちなみに現在も30,000円だそうです。約5時間掛けて扇沢駅まで回送してくれます。
 このコースで扇沢まで行くようです。色々な乗り物に乗るようです。そろそろ集合時間です。大勢の方達が集まり始めています。
広くはない建物の中は賑やかですというより、うるさいと言う方が適当かも知れません。
 2時間近く待たされてやっとケーブルカーに乗れる順番が回って着ました。
 美女平からは高原バスに乗り雪の大谷(室堂)に向かいます。途中には立山杉と呼ばれる、杉の巨木が生育しています。
 幹周り9.4m 樹高21m 樹齢300年(推定) バスはゆっくり走ってくれますが、できることならば下車して下から見上げて見たかったですね。
 間もなく室堂です。
雪の割れ目のように見える所の下15mくらいの所をバスは走っています。
 随分前から一度来てみたかった所です。
 雪の壁には自由に落書きをして良いそうです。英語、ハングル、漢字など色々書かれています。
 20mも積もった雪をどの様に除雪するのかも気になりました。どんな雪道の除雪でも最初は雪の少ない所から始めるそうです。
 雪の大谷の場合、富山側の立山駅から除雪を始めるそうです。20mも積もった雪の下の道路をどの様に探すのかも聞いてみました。今はGPSを使いわずか10cmの誤差で除雪ができるそうです。GPSが無い時はどの様に除雪をしたのか聞きませんでした。
 この道路は4日前に開通したそうです。
 雪の大谷ですが、雪が多い時は20m以上雪が積もるそうです。今年は15mの積雪だったそうです。
 室堂から大観峰へはトロリーバスで行きます。
 電気で走るのですがレールの上を走っているかの様にスピードを出します。
 大観峰から黒部平までロープウェーで行きます。駅からの見通しはまるで利きません。
 立山駅と大観峰を結ぶ1.7kmですが、途中に橋脚は無いそうです。定員は80名だそうです。観光バス2台分です。
 雲の為景色はまるで見えませんでしたが、仮に見えたとしても大声で良く話す団体が窓際を強引に占領し身動きもできませんでした。
 ロープウェーで黒部平まで来ました。次はケーブルカーで黒部湖・黒部ダムまで下るそうです。
 黒部ダムです。厚い氷で閉ざされています。
 黒部ダムには数回来ていますがこのような時季に来たのは初めてです。この時季もまた良いものです。
 昔は黒四ダムと言っていましたがその様な看板はどこにも見えませんでした。
 堤防を歩いて渡りダム駅まで行きます。混雑した乗り物から開放されて良い気分です。
 トロリーバスが来るようです。
 ダムから扇沢までの最終便だそうですが、まだ乗れなかった乗客が大勢います。どうなるのでしょうか?
 トロリーバスは大きな発電所から直接電気を引いている為か力強く電車のような音をして疾走します。
 扇沢の駅に着きました。
 バスは富山県からアルペンルートで山をいくつも越えて来た乗客を迎えに来てくれています。
 夕方5時半を過ぎている為か観光客も少なく観光案内所もだいぶ静かなようです。。
 44年前の扇沢駅です。
現在の駅とはまるで違います。私の車は立山駅から回送業者によって回送されていました。この時の金額がどう考えても30,000円もしたとは考えられません。30,000円出してまで車の回送は頼まなかったと思います。給料も40,000円くらいの時でしたから。
 このようなイメージを思い描いて来たのですが残念ながら期待外れでした。
 私の住んでいる地域の近くにもロープウェーが昔ありました。奥多摩町川野と言う所です。小学校の遠足で行った時に乗りました。
 ロープウェーと言っても奥多摩湖の狭い部分の対岸約500mに行くだけで景色がどうのこうのと言える物ではなかったと思います。
 この写真は25年以上前のもので当時はホームに自由に入れました。
 現在でも橋脚、索道(さくどう)などは昔のままの状態で放置されています。
 橋脚の周りには民家もあり、老朽化も進み危険な状態にも思えるのですが、撤去される様子はありません。
 ロープウェーの川野駅です。
20年前くらいの写真です。ここからロープウェーは発着しました。
 十年くらい前の川野駅です。
木が大きくなり建物など見えにくくなりましたが駅の本体はまだあるようです。駅には近づけないように広い範囲にフェンスがあります。
 当時は小河内観光と言う会社が経営していたそうです。営業開始から数年で冬場の休業という名目で休み、そのままこの施設は捨てられたそうです。会社も経営者もゆくえ知れずで自治体としても手が付けられないそうです。
 ロープウェー駅の入り口にある数件の土産店ですが、高速道路の土、日無料とか土、日1,000円乗り放題とか、観光客を地方へという民主党の政策で近場の観光地にはお客さんが少なくなり、高速道路の1,000円乗り放題が廃止されてもお客さんには忘れられた観光地になったようです。
 週末などでも駐車場に車はほとんど駐車していません。
 次に来る機会があったならこの様な時期が良いですね。
 見た目は日本人ですが、時、所をかまわず大声でよく話しマナーなどと言う言葉は無い国から来たように感じました。彼らは国で中流以上の生活をしている方達でしょうが、育った環境での習慣は観光先でもそのままですね。
 幻の「ます寿し」です。
立派な能書きが書いてあったので購入して来ました。
 能書き通りで肉厚のねたで美味しい寿しでした。
 立山駅からいくつもの乗り物を乗り継いで扇沢まで個人で来ると13,000円くらいするそうです。
 わずかな代金で700kmもあっち、こっち連れて行っていただき申し訳ないようです。有難う御座いました。