私のアクティブライフ 2014年
 その69 50年ぶりだそうです
  2014年2月4日
 今年初めての雪が降りました。
 午後から降り出し一時は大きなボタン雪が吹雪のようでした。約20cm積もりました。
 稚内の友人にまるで吹雪のようだったと話した所、吹雪とは1m先も見えない。そんなのは吹雪とは言わない甘いと言われてしまいました。なるほどそうかも知れません。
北海道の友人・高瀬さん。
 夕方には空が明るくなりました。孫が雪遊びするには適量ですが雪遊びの相手は私と決まっているように大人は誰も外には出て来ません。この雪も3日後にはなくなりました。
 3月には金沢の兼六園の雪吊りを見に行く計画を立てていました。

※2月4日夜のニュースで兼六園の雪吊が1月末から2月9日までライトアップをしている事が判りました。
どうせ行くならこれを見ようとなりました。
 早速、宿探しが始まりましたがライトアップ目的の観光客が多いようで宿はどこも満室状態です。長時間パソコンの前での宿探し、見つかったのは金沢駅前のビジネスホテルでしたが今一気乗りがしません。
駄目元で兼六園観光協会にメールを入れた所、兼六園に一番近い所で最後の一部屋が予約できました。


兼六園観光協会へ御礼と報告です。
お早う御座います。
急ぎの相談で申し訳ありませんでした。
当方でも色々調べましたが駅近くのビジネスホテルで空きがあったくらいで困っていました。
早速、下記のホテルに連絡した所、最後の一部屋が取れました。
感謝致します。
有難う御座いました。

兼六園観光協会からメールです。
メール有難うございました。
ホテル予約できてよかったです。
冬の金沢の旅、ゆっくりお楽しみ下さいませ。
    兼六園観光協会
 2月8日朝8時頃です。約10cmの積雪でした。学校も休みですが一応家の周りは雪はきをしました。
 この時点で風花が舞う程度でしたので雪もこれで終わりと考えていました。
 8日午後3時頃です。雪はその後も降り続きました。約20cm積もりました。
 朝、雪はきをしてから10時間後の午後5時頃です。我が家の庭ですがまるで雪国のようです。
 2月9日午前8時30分。我が家の庭です。
 積雪は43cmありました。私はこんな大雪初めてです。
 池の様子を見る事もハウスに行く事もできません。離れた所からのぞくくらいです。
 この雪庇(せっぴ)は2階の屋根のものです。
 この下に通路があります。こんなかたまりが落ちてきたら大変な事です。
 落ちる前に落とすを繰り返し難を逃れました。
 2時間近く家族全員で頑張りました。我が家の入り口付近の雪は片付きました。
 孫の遊び場の屋根が母屋の屋根から落ちた雪でたいへんな事になってしまいました。
先ほどまでは異常はなかったのですが。屋根のアクリル板も数箇所で割れ落ちてしまっています。
 更にその先の屋根も屋根からの落ちた雪でつぶれかかっています。
私にとってはたいへんな事ですがすぐに手を掛ける事はできません。これ以上ひどい状態になるとは考えてもいませんでしたから。
 まずは敷地の周りの雪を何とかしなければなりません。最低人が歩ける状態にです。
 この日は気温が高めでしたので雪はやや融け始めていますが距離があるのでたいへんです。
 雪が降り3日目ですがまだ家の周りの雪はきが済んでいません。
 慣れない作業の為体中が痛いです。そんな中、又大雪の予報が出ました。まるで冗談のようです。
 10日午後まだ雪が残る駐車場も何とかしなければなりません。重機を動かす事にしました。
 小型ですが機械はやはりパワーがあります。
奥に止めている車がいつまでも出られないのも困まりものです。東海地方の友人に聞いた話では賃貸の駐車場に雪が積もった場合、地主が責任を持って除雪するそうです。
 2月13日
 道路の雪はほとんどなくなりました。
 関東地方では先週に続き又大雪です。14日午後から雪が降りはじめました。あっという間に積もりはじめましたが15日には次第に雨に変わるようです。少しでも雪が融けてくれればと思います。
 先週の雪は庭、屋根などにはまだ残っています。つぶされた屋根は更に傷んで行くようで屋根のアクリル板が割れる音が聞こえます。つぶれた屋根の間から空も見えます。
 降り始めて数時間ですが庭の松に雪が積もり続きます。
長い竹ざおで枝が折れないように何度となく雪を払い落とします。兼六園の雪吊どころではありません。先週に続き5mの高さの雪を払うのには苦戦します。
 店前の松も護らなければなりません。このような木の枝が折れたのでは見られたものではないですから。
 翌朝15日の朝です。
つぶれた屋根が更にひどい状態です。無残な姿です。
 先週の雪でつぶれかかった屋根が完全に押しつぶされました。参りました。
 つぶれてしまった屋根は仕方が無いので後回しですが、まだ完全につぶれていない屋根は脚立と角材を利用し、つぶれ落ちるのを防いでおきます。
 15日朝の積雪です。何とか行ける場所で45センチです。その先にはとても行けませんが50センチどころではないようです。
 先週積もった雪の上に更に積もりました。
 鯉用のハウスも気になりますが近づけません。異常がない事を願うだけです。
 屋根の瓦も数箇所ずれています。
 近所では雪はきが始まっていますが皆さん、立ち尽くしどこから手を付けたらよいか判らないようです。
 今回は最初から重機を使用します。
 人力だけではどうにもなりません。まずは我が家の出入り口を確保します。
 雪もこれだけ大量に降ってしまうと、はいた雪の置場所に困ります。
 幸い我が家の周りは道路も広く反対側に住宅もない為、雪の処分は何とかなります。
 重機を出して自分の所だけと言う訳には行きません。近所の方は皆さん期待しますので夕方まで雪はき作業は続き、その後数日間も道路を広くする為に重機での作業は続きました。
しかし、住民の方の一部は町の作業だと見ている人もいるようです。
 大雪が降り6日目で町の依頼した業者が出て来ました。大人数での作業ですが実にのんびり作業を楽しんでいるように見えました。
 2月19日
 午後からつぶれた屋根の修復作業に手が付けられます。
 車のジャッキを利用して徐々に屋根を持上げていきます。
 アルミ製のはりが裂けています。金属が雪くらいで裂けるとは思ってもいませんでした。
 脚立、木材、ジャッキを利用して均等に持上げます。
 作業最中にも屋根材のアクリル板がピリピリ割れていきます。
 慣れない雪はきで疲れが抜けず作業も思うように進みません。22日にアルミ板での補強作業が終わりました。しかし裂けたはりは完全には修復できませんでしたがこれでよしとします。
 次に孫の遊び場の屋根の修復に入ります。アルミの角材となると金額は張ります。短い半端材を切ったりつないだりして5mのはりの補強材を作ります。
 短い材料をつないで作ったはりができました。
 はりの下につぎはぎのはりを入れて屋根を持上げていきます。
 慣れない足場での作業で足腰は痛みますが作業は続けます。
 2月28日
 はりは正規の位置まで戻りました。
 補強したはりの両側をしっかり固定しました。
 今回の大雪でカーポートなど多くがつぶれました。普段は電気製品、壊れた自転車などを集めている廃品業者が大雪の数日後からつぶれたカーポートなどの修理、販売の業者に早変わりして被害のあった家を回り始めました。
 いい根性をしています。私の所は道路からは見えにくい場所ですが注文を取りに来ました。この業者には大雪の10日くらい前に電気のコンデンサーを持たせたので記憶にありました。どれくらいの注文を取れたか判りませんがマメに動き回っています。
 骨組みの作業は終わりました。次は割れて落ちてしまったアクリル板を張りなおします。大手メーカーに問い合わせたところ60万円以上と軽く言われてしまいました。
 規格外の寸法の為現場を見てからでないと正確な見積もりはできないそうですが60万以上と聞いた瞬間からアクリル板は頭から消えました。近くのホームセンターで波板を購入して屋根の工事は完了しました。
 照明器具も取り付けました。
 次の作業です。
 どうでも良い所なのですが重機置場になっているのでここも直します。ここの屋根は30年も前からあるものでアングルと波板で出来ています。
 屋根を支えている入り口のアングルが雪の重みで伸びて下がってしまいました。
 まず、ここを補強します。金網のフェンスで使われていたアングルを利用して補強しました。
 一人作業も凄いとおだててもらうだけで金にもならず3箇所目です。疲れも十分蓄積されて脚立に登るのも気合をいれての作業です。
 脚立を移動するのにも足が絡まるほど疲れが溜まりヨレヨレです。
 奥の手で作業を続けます。少し荒い手なのですがこれにしました。
 機械はいいですね。レバー一本で人間数人分の力を出してくれます。この機械のお陰で骨組みの調整は簡単に終わりました。
 今日から屋根の波板張りを始めます。
 骨組みは太くはないので脚立とジャッキで下から抑えての作業となります。
 波板も妻の手を借りて張り終わりました。
 次はこの小屋の外壁です。外壁と言っても中が見えないように よしず が吊るしてあるだけですがこれもきちんとします。
 屋根から落ちた雪でこの状態です。
 ここだけ見れば朽ち果てた建物のように見えます。
 よしずを撤去するとこのようになり中が丸見えになります。
 きちんと整理していればこれでも良いのですがこの作業には妻の手を借ります。
 今回は寒冷紗を張りました。よしずでは2年くらいで張替えですがこれなら随分もつはずです。
 重機も収まり外から見えません。これで大雪関係の作業は全て終わったつもりでしたが。
 大雪で生垣が被害を受けていました。
 雪が屋根から落ちて若い枝が折れてしまいました。折れた枝は早いうちに切り取ったのですがその後も枝が折れていました。
 ある日垣根の所に年配の親父がいました。枝を折っているのは判りましたが持ち帰り挿し木にでもするのだろうと黙認していました。ところが雪で折れなかった期待の枝がいくつも折られています。
 とりあえず、手持ちの材料で作業を始めますがとても足りそうもないので竹屋さんに走りました。
 5mの竹を積むと荷台から随分はみ出します。明らかに取り締まられる対象になりますが、赤い旗をつけて家まで無事にと願いながら到着しました。
 この垣根は高さが1.5mまで伸ばす予定です。
 数日後には作業は終わりました。これであの訳の判らない行動をする親父からは若い枝を守れます。
 樹木も新しい芽を吹き出し始めた時季の大雪でした。
 過去にない大雪の被害ですが、雪に対する心がけ、備えがあれば十分防げた事が多かったと思います。
 生垣も屋根からの落雪で傷めつけられました。
 店前の門かぶりの松の枝も一本折れてしまいましたが、観賞が著しく損なわれる枝ではなかったのでこの先時間をかけて同じ様に再生できればと考えています。
 つぶされた屋根は全て上からの落雪でした。
 割れ落ちた屋根は波板に張り替えましたが、ひびが入り割れたくらいの所は割れ落ちたアクリル板を必要なサイズに切りボンドで貼り付けて終わりにしました。歳の為か作業に対する根性が折れてしまいましたので。
 ボンドについてもみな同じ様な能書きが書いてあり悩みましたが選んだボンドが良かったようでその後の大雨でも雨漏りはしません。
 近所では、私より年配の方が修理をしています。壊れてから随分経ちますがまだ完成はしていないようです。
 近くのホームセンターでは大雪の直後からカーポート、ベランダなどの付け替え、修理の注文を受けていますが、その頃でいずれの作業も3ヶ月待ちと言われたそうですが、まだ2月15日の状態のままのところもあります。
 大雪の数日後からホームセンターの資材、建材売り場には日曜大工で修理しようとする方の姿が随分見られました。
 カーポートなどは基本的にプラモデルを大きくしたような物ですから修理する気になればできちゃいますね。ちなみに私の所では総額3万円弱で屋根3箇所・植木・生垣がほぼ元どうりになりました。
※私の友人で元公務員の方がいます。この方のカーポートもつぶれましたが綺麗に直っています。ホームセンターなどで似たような部品を探し加工して直したようです。
 最近は何でも自分で直してしまうと言う方が増えているようです。ホームセンター側でも日曜大工仕様の商品に力を入れているそうです。