2014年1月末
私の好物でもある刺身コンニャクを作る機会が訪れました。
刺身コンニャクは妻の母親が実に美味しく作っていました。
今回、義兄がコンニャク芋を届けてくれました。作ってみるようにとの事です。義兄は母親のコンニャク作りを見ていたいたようで母親が亡くなった後、試行錯誤しながらついに母親の味にたどりつきました。義兄は刺身コンニャクを作る度に届けてくれました。
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頂いたコンニャク芋ですが、私はコンニャク作りをまともに見たことはありませんでしたので、一度お手本をとお願いしました。義兄は快く応じてくれました。
作りなれていますので短時間で刺身コンニャクができました。一昼夜、流水であく抜きをすれば美味しい刺身コンニャクがいただけます。
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刺身コンニャクの作り方をメモしておきました。
聞いているそばから忘れて行きますので。
刺身コンニャクの作り方
①鍋に適量の水を入れる。
②こんにゃく芋をする。
③凝固剤を準備する。
④すったこんにゃくを鍋に入れて、下からプクン、プクンと泡のように空気が抜け出したら凝固剤を入れて良く混ぜる。
⑤適当な器に空気を抜きながら分けて冷ます。
⑥完全に冷めたら適当な大きさに切って30~40分コトコト煮る。
⑦煮えたら、流水で一昼夜アクを抜きいただきます。
⑧その後まめに水を取り替えながら冷蔵庫で保存すれば1週間くらいは美味しい状態でいただけます。 防腐剤など入っていない為土産品のようには長持ちしません。
それでは作ります。
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コンニャク芋です。
約800gあります。
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半分に切ります。
思っていたより硬い感じです。
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皮をむきます。
サトイモなどと同じようにぬるぬるしています。手を切らないよう慎重に気をつけて。
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この時点で凝固剤を用意しておく。
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鍋に適量の水を入れてすりおろします。
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芋がすれたらコンロに載せて弱火でゆっくりかき混ぜます。
芋自体は白いのですが、この時点では薄いピンク色になります。
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ある程度水分がなくなり鍋の底から泡のように空気が抜けてきたら、凝固剤を入れて良く混ぜ合わせる。
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凝固剤をまぜ合わせたら、適当な器に入れてへらなどで空気を抜いて冷まします。この時点でかたまり始めますので手ぎわ良く作業をします。こんにゃくは口に入るまで数回色が変わります。
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完全に冷えるとコンニャクらしい色になります。
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冷えたら適当な大きさに切ります。
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大目の水で40分ほどゆでます。火が通ると浮いてきます。
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水を取り替え一昼夜流水で完全にアクを抜きます。
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アクが抜けたらいただきます。
ワサビ醤油かショウガ醤油が普通の食べ方ですが酢味噌でいただく方も居るそうです。
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ドレッシングでも美味しくいただけます。
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最初に手ほどきを受けた時義兄に指摘されました。このおろし器は良くすれないので新しい物に代えたらと助言。
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初めての一人本番に向けて新しいのを購入しました。芋も気持ち良いほどすれます。
近くの100均で購入しましたが新品は違いますね。
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職人が使うプロ用のおろし金です。
銅製です。これは鍛冶職人が一つずつ歯をつけます。おろし金としての性能が落ちたら目立てに出せば新品のようになります。このおろし金の歯は縦横が微妙にずれて作られています。手早く細かくおろせますが気を抜いて作業すると痛い目にあいます。
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約800gのコンニャク芋がコンニャクになると4倍以上の3.3キロまでなりました。今回出来た刺身コンニャクは水分調整がうまくなく妻の母親が作っていたものよりレベルは落ちますが、市販されている刺身コンニャクとは別物です。
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自力で2回目です。
妻の色々なアドバイスを受けて作りました。偶然でしょうが亡き母親の味に限りなく近いものが出来ました。友人、知人に届けました。大変好評でコンニャク芋探しが忙しくなりそうです。
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