私のアクティブライフ 2013年
 その64 サギ対策

 我が家の池では小鳥達が滝で水を飲んだり水遊びをしたり、時間帯によっては結構にぎやかで楽しそうです。

 招かざる客「サギ」も小さい錦鯉を狙ってやって来ます。
30cmくらいの鯉でしたら一飲みです。

 まず最初の対策として池の周りに網を張ってみました。効果は抜群で小鳥達も普通に遊びに来ていました。
サギ対策にはなるのですが、私も含めて孫も愛犬も網に絡まります。

 その後、ステンレスのワイヤーを張ってみました。しかし網もワイヤーも雪にはお手上げでした。
1mmのワイヤーに3cmの太さまで雪が積もります。雪国で送電線が切れる話をよく聞きますがわかるような気がします。

 不要になったCDを池の周りに吊り下げました。これも効果がありますが、強い風が吹くと簡単に飛ばされます。

 そんななか昨年の春のことでした。以前、池の溶存酸素を増やす為に利用した磁石が大量に余っていました。
 ふとした事でひらめきました。「磁気」を嫌う鳥がいるという事です。
※伝書鳩は地磁気を利用して鳩舎へ戻るとも言われています。

 単なるひらめきですが、磁石の互いに引きつけあう面を合わせて針金で結び適当な所に吊るしてみました。

 その後しばらくして又何となくひらめきました。磁石にはS極とN極がある事です。互いに反発する面を合わせたほうが磁気が電波のように飛び散るのではないかと考えました。

 素人考えで厚さ約2mmのプラスチックの板を磁石と磁石の間に挟み隙間を作りました。この隙間から強力な磁気が池の周りに降り注げば???と考えました。

 互いに反発しあう極を合わせます。大人の力でも耐えられません。

 大きい磁石は強い力で反発しあいます。クランプで押さえつけてステンレスの針金で固定します。

 強力な磁石は作業をする為のペンチなども強い力で引き寄せてしまうため作業には手間取りました。

 磁石は高い所に多めに吊り下げます。

 木の枝にも吊るします。

 サギがうろうろしていそうな所にもつけます。

サギの頭の位置あたりにもつけます。

 サギは臆病で用心深いと言われていますが人がいてもこっそり忍び寄って来ます。

 隙を見せれば東屋の中にも入り込んで来ます。

 ここには2つついています。

 磁石を吊るす場合は風向きなどで磁石が自由に向きを変えられるように針金などで固定せず、強いひもで吊るします。

 磁石にはガウスなどの磁力の強さを表す単位がありますが、私が使用した磁石は色々でその強さを明示する事はできません。
 大きい磁石はくっついたら簡単には離せない強さがあります。大きい磁石は名刺のサイズくらいです。

 ちなみに一番大きい磁石を組み立てていた時、ちょっと気の緩みからパックンと指が挟まれてしまいました。
 ここしばらく味わった事のない痛さでした。2日後には立派なマメができました。それくらい強さがあります。

 数日後の事ですが、キジバト(山鳩)が池と水槽の間に落ちたかのように羽を広げてころがっていました。磁力線によって落ちたのか?わかりませんが、まぁ~無防備です。
 私の足元から2mくらいの所です。こんな姿を見たのは初めてです。サギは日に数回池を覗くように飛んで来ますが降りてくるような事はなくなりました。
 しかしながら、同時に可愛い小鳥達の声もまるでしなくなってしまって、ちょっと寂しくなりました。小鳥達には何とか戻って来てほしいので磁石や位置や数を調整したいと考えています。

 余談ですが、2007年の事です。我が家の池で隼が狩をしました。獲物はヒヨドリで、その現場をしっかりカメラに収めました。この事は地元紙にも掲載され、日鱗にも投稿し私のホームページでも紹介しています。
 江東区東陽町で手広く事業をしている株式会社皆川さんがあります。この会社の社長とは懇意にさせて頂いていましたが、残念ながら数年前に他界してしまいました。
 皆川さんでは仕事の一部で写真の仕事もしています。東京で1300万分の1の偶然と言うか?私のホームページを見たある方がその皆川さんの担当者(娘さん)に、この隼の写真がほしいが何とかならないだろうかと相談されたそうです。
 担当者は私の名前を知っていたのでその場で電話をかけて来ました。私の答えはもちろんOKです。その後この写真は日本野鳥の会の会誌に載ったそうです。
 話は戻って今年7月末、大手新聞社の記事や朝の(テレビ)情報番組によると、ムクドリ等が街に住み着いて、鳴き声騒音、糞公害が起き、町の担当者はあの手この手で対策を講じるもすぐに慣れてしまい、打つ手がないとの事でした。
 そこで私のささいな磁気情報が役に立つかも知れないと思い、東京都の環境局やマスコミに関係に対応策を送って見たのですが、何らかの返事が返って来たのは都の担当者からだけでした。
 今回紹介した磁気を利用したサギ対策については、続報をお伝えする事になるかも知れない?と現時点で手応えを感じています。ひょっとすると鳥インフルエンザの防菌につながる可能性もあるのではないかと思っています。実際にその関係者からも問い合わせを受けているからです。
 なお、さらに詳細を直接聞きたい方は090-3060-7002まで遠慮なく電話を下さい。また、ハチを寄せ付けない効果も有りますのでそちらのページも参考にして下さい。

続・鳥対策

 池のそばにはイチイを植えています。
実が熟す頃には野鳥が食べに来る為、その赤い実はほとんど見られないのですが、今年はこんな状況です。
この木の上には磁石がついています。

 花が咲いたかのように実っています。この実の上にも磁石が吊るしてあります。小鳥達を徹底的に遠ざけてしまったようです。
 イチイの実の種にはアルカノイドという毒があり、鳥は食べないと言われていますが、そんな事はなく、私の周りの鳥たちは普通に食べるようです。
もっとも赤い果肉だけを食べて種を食べなければ問題はないのですがね。

 池の隣には私と同じくらい生きている柿の木があります。10月19日、そろそろ収穫かなと思い見たところ、早めに熟れた柿は小鳥に食べられていました。
 ちなみに我が家の柿は霜が3回降りてからが美味しくなり、それを目安に収穫します。

 またひらめきました。磁石を吊るせば小鳥に食べられず、友人、知人に届ける事ができます。親しい人でも野鳥がついばんだ跡のあるものは配れません。
 ハウス内の水槽についている磁石を一部外しました。磁石で溶存酸素が増えるという事は十分結果が出ているからです。
とりあえず利用します。池の周りに吊り下げた磁石より小さく数も少なめです。

 ハチに使った大きな磁石も柿木の中央の高い所にセットしました。
 5mの長さの竹の先に吊るしてみます。

 こんな感じです。

 10月21日磁石を付けて数日ですが、樹高5m近い柿木ですから思うようなところに設置する事はできませんでした。しかし、集団で行動するメジロなどの声も姿もありません。
 柿の収穫が終わり葉が落ちたら適所に付け替え、来年も記録を残したいと思います。

 2013年春。
植えて2年目のサクランボが小さな実をつけました。孫が喜ぶ姿を想像します。ところがこの数日後には小さい実はほとんどなくなっていました。

 この時季食べるものがないにしても美味しくはないと思うのですが、野鳥に食べられてしまったのです。数日後わずかな実を守るためにサクランボ農家のように網を掛けました。

 5月末、一粒だけ収穫できました。孫とお母さんが一粒を分け合うように食べたところ、美味しいサクランボの味がしたそうです。
 サクランボの木は2本ありますから来年は1本だけに網を掛けてもう1本は磁石だけでと考えています。

 柿の木の向かいには私の姉が住んでいます。野鳥に柿を食べられてしまうのを一番くやしく思っている中の一人の話です。
 数日前磁石を吊るしてからは野鳥はまるで来なくなったそうです。私もまめに様子を見に行っていますが食べられた柿は増えてはいないようです

 人が生活している頭上に磁石を吊るして人間の健康に影響がないか気になり、私の親しくしていて科学に詳しいケイジー和田さんにそのことを聞いたところ、今は色々な電気機器から強い電磁波が出ているからこれくらいの磁気波などは気にすることはないそうです。
 今後、人に迷惑をかけるねずみや昆虫などにも色々応用できそうなので、これからも機会を見て試したいと考えています。
 サギ対策に共鳴された方から大手ホームセンターで市販されている磁石を頂きました。
私が考案したものとはまるで違います。

 頂いた磁石です。直径8cmくらいのものが1枚ケースの中に入っています。

 私が使用した小さい磁石と比べると大きいですが吸着力が弱いです。

 私が考案した方法は磁石が反発し合う極を合わせて反発する磁気を多く作り放出させる事です。
 磁石にすき間を作るために割り箸を挟んでいます。

 これは1枚の磁石を吊るすだけで私の方法とはまるで違います。
 効果の程はわかりません。

 これは磁気の力で水のクラスターを小さくして、溶存酸素を増やすことで鯉の体内に多く酸素を吸収させる為に考案されたものです。
 私がひらめいたのは磁気を嫌う鳥がいるという事と余った磁石でした。この磁石同士のぶつかり合うパワーを利用したものです。水槽からの水を濾過器で濾過し水槽に戻す途中のパイプに磁石をぐるり巻きつけて発生した磁気の中に水を通すと溶存酸素の多い水になります。この原理の応用です。
尚、磁石に限らず私の体験に興味をもたれ直接話を聞きたいという方は下記に連絡ください。

問い合わせ先   090-3060-7002
takusushi@yahoo.co.jp

サギ対策は、日鱗と西多摩新聞でも紹介されました。

日鱗の記事はこちら
西多摩新聞の記事はこちら