私のアクティブライフ 2013年
 その62 新潟県錦鯉品評会
 2013年10月27日
 小千谷市総合体育館で第53回新潟県錦鯉品評会が開催されました。岐阜県の親しくさせて頂いている友人が行かれるというので私も行く事にしました。※昨年は私が体調不良で行けませんでした。

 朝7時頃の関越道です。前日の台風の影響も関係なく車は多いようです。紅葉シーズンですからでしょうか。

 この時季の関越道は途中上信越道(長野)に向かう車が多い為か随分減ります。山間部です。微妙に天候が変わります。

 約10kmの長いトンネルを抜けると虹が見えました。少し前まで雨が降っていたのでしょうか?

 午前8時頃ですが関越道は貸切状態です。はるか先まで車は見えません。この時季のこの道路には覆面パトカーが以前は目立ったのですが今日は取り締まる対象車がいない為かそれらしい車も見当たりませんでした。

 約3時間で小千谷総合体育館に着きました。ここの広場で品評会が行なわれています。以前来た時とは何か違う気がしますが何が違うかわかりません。

 品評会の会場です。ここで岐阜県から来た高岡さんと待ち合わせました。会場も広く各地からの愛鯉家が大勢来ています。

 会場に着き間もなく高岡さんと合流できました。高岡さんは前日に岐阜を出て会場ちかくのホテルで一泊したそうです。

 一等賞になった鯉です。綺麗で立派です。

 愛鯉家の間では有名な生産者です。

 体育館内では表彰式の準備が始まっています。

 会場には関連商品を販売するコーナーがあります。が、この店員さんたちはあまり売る気がないように感じました。※この会場には外国人が多く来ています。日本人には興味がないように取れました。

 鯉屋さんの奥さん達でしょうか?金魚の販売に力が入っています。売り上げは奥さん達の小遣いでしょうか?
 以前でしたらこのような会場で金魚は売っていませんでしたが時代の流れでしょうか?

  関連商品も売られていますが凄い錦鯉も売れていました。目を疑いました。白く見えるプラチナと呼ばれる錦鯉ですが体がねじれています。ネットなどで鯉を販売する業者は『癖がある』などと遠まわしの表現をしますがまさにそれでした。しかも1本5000円と価格も表示してありました。本当にこれを売っちゃうつもりでしょうか?このような名誉ある会場でとんでもない業者がいるものですね。

 品評会会場を後にして旧山古志村に向かいます。午前10時半くらいですが街は静かです。

 この時季の道路脇にはここで鯉を売ってるぞ~と愛鯉家を誘い込む印の旗と言うか?のぼりと言うか?が見え始めます。これが見え始めると山古志に来たなぁ~という気分になりますね。

 天皇皇后両陛下が震災見舞いに来村されたようです。

旧山古志村で一番有名な長島商店です。おばちゃんの店と言えば愛鯉家でしたらすぐわかります。2004年10月23日の大震災の為新しく生まれ変わりました。震災前のこの店はふるい物置小屋のような店でした。無いものは無いと言われるくらい何でもありました。簡単に手に入らない用品でもおばちゃに言えばごそごそと商品とは言えないような?一見ごみの山のような中から探し出して頂いた覚えがあります。今の店になってからは宝探しの気分を楽しむ事は無理になりましたが、おばちゃんは以前と変わりなく元気でした。
 

 以前はこのお店(長島商店)の前ではこのような販売はしていませんでした。いつから始めたかは判りませんが他店に比べると買い得なように思います。高岡さんが奥さんと錦鯉を見定めています。奥さんに色々説明しながらたぶんですが奥さんに1本買ってもらう為の雰囲気作りをしている様子が微妙に感じ取れます。作戦は成功したのでしょうか?大きく綺麗な黄金と昭和71cmをつれて帰ったそうです。
 

 ちなみに私の腹は完全に読まれていますから我が妻は常に遠くのプールを覗いています。
 

 旧山古志村の産業は米でしたが経済成長(バブル)と共に錦鯉に力を入れだし、棚田も鯉の養殖池に変わって米作りの農家も一時は随分減ったそうです。しかし中越震災後錦鯉の養殖池だったところでも再び米を作るようになって来たそうですが、高齢化が後押して放棄された田んぼも多くなっているそうです。
 眼下に見える田んぼは良く見ると米を刈り取った跡が見えますが、半分くらいは錦鯉用の池ですね。
 

 午後1時過ぎ高岡さんと別れて帰路に着きました。旧漁協の近くから関越道堀の内インターに向かいます。震災後きれいに舗装され新しい道に変わりましたが車がすれ違うような所はまるでありません。 対向車が来ないことを願いながら車を進めました。しかし万が一対向車が来た場合はどちらかが数kmバックするようです。せめて数箇所の退避所はほしいですね。
 

 蓬平方面です。
遠くには野池も見えます。すでに池上げは済んでいるようです。

 使われていないような野池も見えます。
 

 山を下り堀の内インターに近づいて来ました。道路も広くなり一安心です。
 野池ですが土を入れれば田んぼですね。

 関越道に入りました。
関越トンネル手前(新潟側)です。山も紅葉が始まりそうです。
 

 一直線に延びるトンネルです。
歳でしょうか。視野が狭くなりトンネルも苦手になりますね。

 長いトンネルを抜けました。見た限りでは山は青々しています。
 

 関越道上りです。まだ上信越道と合流していない為に車は少なめですがこの先が気になります。

 東京にだいぶ近づきました。想定はしていましたがイヤですね。渋滞が始まっています。
 

 渋滞には巻き込まれましたが旧山古志村から約3時間で帰宅できました。1日で約460km走りました。
 数年前から少し無理をすると疲れは2日後に出ていましたが今回は3日目でした。腰は痛く肩は凝り歳を感じます。
 

 今回新潟を案内して頂いた高岡さんですが岐阜県で商事会社を経営しています。昨年秋、関連協力会社回りの途中わざわざ寄って頂ました。2012年11月中旬です。
 

 高岡さんが錦鯉を飼い始めたのは30年も前のようですが、途中仕事の関係で池に水が入っていない時期があったそうです。
 

 以前からメール、電話等で連絡は取り合っていましたがお会いするのはこの日が初めてです。同じ趣味で色々話をして来た為か初めてとは思えないほど話がはずみました。
 

 奥さんとお会いするのも初めてです。上品でとても綺麗な方です。
 

 この品評会会場に入るには入場料を払わなければなりませんが、私と妻は入場口(左奥)には気がつかず紅白の幕の間から入ってしまいました。
  入って間もなく気がつきましたが、「まぁ~いいか~」状態で一通り見させて頂きました。役員さんへ・・・申し訳ありませんでした。