私のアクティブライフ 2013年
 その58 珍獣捕獲器を作る
 2013年5月23日
 我が家の敷地では出没しませんが我が家から1時間くらいの山間部に住む鯉友の所では深夜、池の鯉が珍獣(たぬきかアライグマ?)に襲われ鯉が盗られたり傷ついたりするようです。どうしたら良いかたびたび相談を受けました。
 今日もその話をされました。以前は目に入らなかったのですが最近は珍獣の被害も多せいかホームーセンターには大きな捕獲器が並んでいます。その話をしたら近いうちに見に行くとの事でした。
 24日
 鯉の師匠に私が10年くらい前に考案し、テスト的に使い続けて頂いている物を届けに行きました。
 この中には濾過槽の濾材に住み着き汚れを食べて水を綺麗にしてくれる目には見えないバクテリアがいます。この液の効果には師匠も太鼓判です。
 この師匠の庭の片隅に見慣れない箱が置いてありました。気になるので何ですかと聞いたところ以前この辺りではムジナ(たぬき)の被害があり、わなを掛けて捕獲して深い山まで行き放したと言う事です。
 手作りムジナ捕獲器だそうです。偶然ですが良い物を見せていただきました。
 25日
 捕獲器の説明を聞いて帰った翌日、早速鯉友の為に作る事にしました。廃材を利用します。
 説明は聞いて来たのですが細かい部分はあぁ~どうだったかナ~と悩みます。
 一応骨格が出来ました。
捕獲した珍獣が暴れても大丈夫なように頑丈に。
 ムジナを閉じ込める為の落とし扉がつきました。
 落ちやすさと強度を考えてアルミの板にしました。
 ムジナを誘い込む為の餌を強力にはさむ物もつけました。  捕獲器の重要な部分です。真ん中の棒のような物と青いひもです。
 落とし扉には2つ穴が開いています。捕獲器の命とも言える穴です。
 捕獲器の奥にはムジナの好物を入れて置きます。
 ムジナが好物を食べようとしてかぶりつきます。
 かぶりついた好物を引っ張り出そうとすると青いひもと連動した棒が引き戻されます。
 短い青いひもは長さの調整後に切ります。
 棒が引き戻される前です。
 落とし扉が落ちました。これで捕獲です。
 落とし扉の2つ開いている穴の1つです。捕獲した珍獣が逃げないように扉を落とす棒を差し込みカギにします。
 この捕獲器が使われない方が良いのですがね。
 お昼ころ作業を始めて夕方には完成しました。我が家では日に数回庭に犬を放します。名前は甲斐(かい)といます。
 かいが夕食を済ませたら放してテストしようと準備しておいたところ、わずか数分の間に見た事のないような大きな野良猫がしっかり捕獲器に入っていました。
 野良猫のお陰でテストは終了しました。
 鯉友の所ではこんな感じで仕掛けられると思います。この捕獲器なら捕らえた珍獣が怪我をする事もなく元々住んでいた森(山)に簡単に帰す事ができます。
 珍獣捕獲2号器を作る

 2013年6月11日

 前回の捕獲器は周りが板で出来ていますので入り口以外から外は見えません。その為中に入った珍獣は自分のあなぐらに居る気分になってしまい美味しい好物をのんびり食べてくつろいでしまいます。
 落とし扉が落ちるほどガツガツ食べません。これではかえって珍獣を集めてしまうようになってしまいますので、前回の捕獲器の改造もしますが2号器も作る事に。

 今回も廃材を利用します。
両サイドにつける網は2枚で210円という物(ダイソー)を購入しました。

 作業開始をして1時間くらいで格好がつきました。

 この箱に捕獲の為の部品をつけます。

 屋根の部分と床の部分はこのアルミのドアをばらして利用しました。
ちなみにこの手のドアのアルミの部分はカッターナイフで簡単に切り取れます。

 落とし扉がスムーズに落ちなくてはいけません。
ガイドレールには網戸の枠を切って利用しました。

 利用した網戸の枠です。

 完成しました。

 こんな感じになるはずです。