私のアクティブライフ 2013年
 その57 河津桜
 2013年2月24日
 河津桜
 最高気温8℃とこの時季には寒い日となりそうです。
朝7時バスに乗りました。3箇所で乗客を乗せて目的地へ向かいます。遠くに見える富士山です。
雲がたなびいています。風が強そうです。
 日曜日ですがバスは順調に走ります。富士吉田(河口湖)で高速を降ります。特大(大型観光バス)ですが特別割引が利用できたのか料金所では4390円と表示されました。随分安いような気がします。
 三島わさび漬け工場で買い物です。私の商売には欠かせないわさびですが市場で仕入れた方が割安のようです。
 ここでどの様な作業がされるのか見学したかったですね。
 ※普通に粉わさびと言われているものは日本わさびとはまるで別物で「わさび大根」と言われている白い大根のようなものです。粉末にしてわさびらしい色粉と混ぜると粉わさびの出来上がりです。明治の初めヨーロッパから来たそうです。
砂糖大根」などと言うものもありますね。
 買い物が済みバスに戻ると昼食の三島(静岡)ブランドの昼食が配られていました。
この後のイチゴ狩りがすぐですからお弁当は食べない方が良いと説明がありましたが、私は朝食は5時でしたので我慢ができず手を付けましたが冷えていた為2口で終わりにしました。
 次は中伊豆でイチゴ狩りです。私はこのような「狩り」とつく所に入ったのは初めてです。
風が強く外は寒いの一言です。
 イチゴハウスの中は20℃あるそうです。また、ハウスの大きさは600坪あるそうです。10名で組合を作り、この規模のハウスが100棟あるそうです。
 このハウスでは「紅ほっぺ」という種類を作っているそうです。私は7つ頂きましたが若い女の子は60粒くらい食べたような話をしていました。ハウス内で完熟しているのではじめて味わう甘さでした。
 広いハウスの中には黄色い紙のようなものと缶が吊り下げられています。なんでしょうかね?
 担当の方に聞きました。黄色い紙のようなものは小バエなどを取るハエ取り紙だそうです。よく見ると随分張り付いています。
 所々に吊るしてあるこの缶のようなものですが、燻蒸器というそうです。硫黄の力を利用して、うどんこ病・ハダニ・カイガラ虫などを退治できるそうです。
 中のクリーム状の物は硫黄です。草津温泉などには土産で売られていますね。
 この辺りの2月の平均気温は8℃くらいだそうです。菜の花も綺麗に咲いています。
 イチゴ狩りから数分の所に蔵屋鳴沢というドライブインのような所に寄りました。
吊るし雛で有名だそうです。
 雛人形と吊るし雛が多く展示してありましたが基本的には見せるというより展示即売のような所でした。
 同じ敷地内と思われる所に韮山反射炉という製鉄所のような大きな炉があります。
 伊豆半島には数え切れないほど来ていますがこのような所がある事はまるで知りませんでした。
江戸時代後期、日本近海に外国船が多く現れるようになりこれら外国船と勝負する為には精度の良い大きな大砲が必要となり、オランダの技術を取り入れこの地の代官が作り始めたそうです。
当時としては凄い大砲だったそうです。
天城峠を下ると河津町です。
 河津桜の原木だそうです。
昭和30年頃近くの川で芽を吹いていた若木をこの家の当主が見つけ自宅に植えたそうです。40年くらい前町の調査で新種の桜と判りこの地の名を取り河津桜となったそうです。

※ソメイヨシノという桜がありますがこれは東京の染井町の植木屋さんが品種改良して作ったとされていますが、実際には大島桜と江戸彼岸桜の雑種で染井町で見つかった為桜で有名な吉野山とこの地の名を取り染井吉野となっようです。
 今年は中々暖かくなりません。暖かい伊豆半島でもそれなりに温度は上がらないようです。
河津桜も平均3部咲きだそうです。
 関東・東海地方では河津桜は有名です。各地からの観光客が詰め掛けますので露天のような店から季限定の店まで多くが出店しています。
 良い香りに誘われてテーブルに着きました。私はきのこ汁を頂きました。数種類のきのこが入り美味しそうです。その中で何処かで食べた事のある味と食感。見た目はあまり良くないのですが新潟県では最高に美味しいとされている野生のきのこ「あまんだれ」でした。
 毎年秋「山古志村」で鯉の即売会が開かれました。その時に振舞われたのが「あまんだれ」の味噌汁でした。新潟の震災以来その味は忘れていましたがここで出会えるとは思いませんでした。
 秋に採り塩漬けにして保存して置いた物と思います。
 伊豆の海でよく獲れる金目ダイとサンマの寿司です。甘酢でしめてあり、金目ダイの優しい味が良いものでした。サンマは良くありますが金目ダイは初めてです。
 露天が並ぶ一角でびわ法師を想像するような僧侶らしき方がびわではなく三味線を弾いていました。その前には供養と書かれた賽銭箱のような物が置いてあり、浄財を募っているようでしたが何の供養でしょうか。聞くべきでした。
 綺麗な桜を見てバスに戻りました。ふと隣のバスを覗くと桜の花よりはるか綺麗なバスガイドさんが一人物思いにふけるように外を見ていました。
 今時こんなに綺麗なガイドさんがいるのだと驚きました。しかしガイドさんの仕事を考えれば一人ここにいるのはおかしなものです。乗客は誰もいませんどうした事でしょうか?。
 帰路に着きます。河津のループ橋は有名です。狭い範囲で高低差約50mを移動できます。
 旧天城トンネルです。
国道414から10分くらいです。私が20歳くらいの時、山口百恵ちゃんが演じた伊豆の踊り子で知られた旧道のトンネルです。
 この写真は30年くらい前に伊豆に旅行に来た時に立ち寄り撮ったものです。がたがた道で何の変哲もない何処にでもあるようなトンネルです。今はここまで入れるかは判りません。
 午後4時過ぎですがまだ沼津です。最後の土産店です。大きい店ですが商品もお客さんも少なめでした。
 今日のバスのドライバーは2マンです。安全運転の見本のような運転をしますが少しでも早く家に連れて行ってよ~が私の本音でした。
 中伊豆方面から見る富士山です。
東京方面から見るのとは随分形が違います。右側のなだらかな斜面が自衛隊の東富士演習場ですね。
 暴れん坊将軍が白馬で走り抜ける場所もここですね。戦車などのわだちの跡がはっきり判りましたね。
 30年くらい前伊豆半島に行った帰りに富士山に寄りました。5合目付近の駐車場です。
娘が小さい頃でした。今も家を守ってくれています。感謝と考えるか悩むところです。
 河津桜の苗木を購入して来ました。
 この道のプロ(同行)が言うには桜も実生では花が中々咲かないそうです。これは山桜の台木に河津桜を接いであるそうです。
 店の説明では河津桜の原木から採った若芽だそうで「由緒」あるものだとか立派な事を店主は言っていました。2年後には咲くそうです。
 これはロウ梅です。
5年前に種を蒔いて育てた物です。いわゆる実生です。いつまで待てば咲くのか又は咲かないのか気になります。
 いつも一緒のさっちゃんですが今回は風邪気味の為行けませんでした。他のお客さんの事を考えたそうです。
 美味しい「紅ほっぺ」の話を聞いたら悔やみ100倍でしょうね。風邪のばか~ですね。今回は大変残念でしたが優しいご主人はさっちゃん一人の為にたいそうなお土産を買い込んだようです。
 河津桜は毎年2月上旬から開花をはじめ1ヶ月を経て満開になるそうです。時季には150万~200万人が訪れるそうです。普通桜の花見は10日間くらいですね。
 昨年、河津桜の花見に行き購入して来た河津桜の苗を大きな鉢に植え替えて1年経ちました。
 河津から帰り販売していた業者に育て方などを電話で聞きました。
業者の説明では河津桜の原木から採った若芽だそうで「由緒」あるものだとか立派な事を業者は言っていました。
 2年後には花が咲くそうですが、その前に枯らさないように水だけは毎日きちんとやるようにとか結構余計な言葉も添えられました。
 2014年3月16日新芽を吹き始めました。
よ~く見ると花芽もあるようです。購入した業者には2年後(2015年)でなければ花は咲かないと言われていましたので何か信じがたいです。樹高は150cmまで伸びました。
 3月16日午後です。
暖かさに誘われてつぼみが膨らんで来ました。やはり花芽で間違いなさそうです。
 3月25日には満開を宣言できそうです。
 満開ときたら当然花見ですが家族は皆相手にはしてくれません。
いつものように一人花見ですがこの様なことは馴れっこです。一人で飲んでもうまい。
 予定より1年も早く咲いてくれました。
ソメイヨシノより桃色が濃く鮮やかです。本場の河津町より約1ヶ月咲くのが遅れましたが気候には勝てないようです。
 花見が終わって約1ヶ月です。
サクランボも数個色づき始めました。大きさはパチンコ玉よりやや小さめです。味見は娘がしましたがとても食べられるものではないそうです。ソメイヨシノのサクランボよりだいぶ大きいです。
2015年2月21日
我が家に来て3年目の河津桜が今年もつぼみをつけ始めました。
 2月24日
 昨日の強風(春一番?)で私が歩いている公園の桜が折れていました。拾って持ち帰り我が家の桜のつぼみと比較してみました。
 この桜は染井吉野です。随分つぼみの大きさに差があります。やはり河津桜の方が開花は早いようです。
 2月25日
 ここ数日暖かかった為か、つぼみが一気に色づき始めました。
 花冷えといいましょうか?その後寒い日が続きました。早い開花を期待していましたが開花は思ったより遅れ3月4日でした。
 数輪が開花しました。早速 いつも通りの一人花見です。
一人でもうまい。
 この桜がつぼみを付けた時つぼみの数を数えました。240粒ありました。
 桜の花について凄い事実がわかりました。桜は1つのつぼみから五輪の花が咲く事を始めて知りました。
 この小さい桜は1200輪の
花が開いた事になります。
 3月15日
 2回目の一人花見をしました。ビールを美味そうに飲むこのお姉さんと花見のつもりです。
 同じビールで乾杯です。第三のビールなどと言われている格安ビールですが 美味いです。
 3月21日には満開を宣言できます。
 この日までに数回の花見をしましたが、今回は本番の花見です。またもや一人花見です。
 またまた新しい発見です。花は1200輪咲きましたが若葉は2つだけです。山桜と違い若葉が芽を吹くのは遅いと分かってはいましたが、こんなに少ないとは初めて知りました。
 私が歩いている公園も4月1日にほぼ満開になりました。我が家の小さい桜と違い見ごたえがあります。
 4月4日土曜日
 曇り空で寒く今にも雨が降り出しそうですが、どこか建設会社の花見が行なわれるようです。午前8時過ぎ若い職人2人が来て準備を始めました。
 我が家の桜も頑張って咲いてくれるので植木鉢も大きいものに植え替えました。
 約100ℓの瓶(カメ)です。カメの底には穴を空け炭を砕き入れました。培養土と湧清水(濾過器)の廃濾材を混ぜて移動しやすくする為の軽い土を作りました、これだけの大きさですが一人でも移動できます。
 桜も昨年から約20cm伸びました。本当は地に下ろしてやれば良いのですが 桜の成長は早いです。10年もしたら巨木になり手が付けられなくなりますので鉢植えで成長を抑えます。来年が楽しみです。