私のアクティブライフ 2011年
 その50 台風15号
 2011年9月21日
 台風15号が関東地方を直撃。
久しぶりに大型台風が私の町を直撃しました。この数日前までは南の方で訳の判らない動きをしていた台風です。2~3日すれば温帯低気圧になってしまうだろうと甘く考えていました。
 しかし、昼頃からテレビでは台風に関するテロップが多く流れるようになりました。午後3時頃このままでは大変な事になりそうなので被害が出ないうちに動き出しました。
 南北に大きく揺れる看板をロープで結び、倒れるのを防ぐ事にしました。
高さは約7mあります。
 看板は高さがある為下半分は太いのですが上半分は一回り細いもので出来ています。出来れば看板のトップにロープを架けたいのですが20mを超える風の中では危険すぎます。下から3,5mの太い所になんとか架けました。看板を守るロープは門の支柱にしっかりと結びました。
暗い中人が通ってもロープがここにあるよ~気を付けてナ~という合図を出して置きます。
 利用していない車庫の屋根も一部こわれ始めました。
これもロープで飛ばされないようにしました。
 店の看板も1つ飛ばされました。
 まもなく暗くなります。風も一段と強まります。テレビでは羽田空港、成田空港などの電光掲示板が映し出されます。
 見ていると多くの便が様子見か欠航のようですが米軍機はこんな風何の其のです。
 どこから飛んで来たか判りませんがここまで来て今さら引き返せるかょ~でしょうかね?
その後も数機着陸したようでした。
 東日本大震災の10日後米空軍C-17超大型輸送機が防衛省の着陸禁止の命令を完全に無視して仙台空港に強行着陸した事もありましたね。米空軍の特殊部隊だそうです。降りられる距離があればどこでも降りるらしいです。
 22日朝、庭のコンパネ池を見たところ水が増えてあふれる寸前でした。雨もだいぶ降ったようです。
 とりあえず簡単にできる事からはじめます。
 まずは車庫の屋根を直しました。
 厄介なのは飛ばされた看板です縦横50cmですが見事に壊れています。
 早速作業を開始します。割れたところの裏側に透明なアクリル板を必要な大きさに切りボンド付けして圧着します。
 強い力で付けますので表側の見える部分に傷が付かぬようにあて板をあてます。
 色々な物を利用します。挟んだり、重いものを載せたり、どうにも押さえられない所はお互い吸い付く力を利用して磁石を使います。
 反対側にもたっぷり磁石が付いています。
 大きく割れた看板の一部です。細かく割れた物は探すのに苦労しました。
 強い風の為遠くに飛んでいた物もありました。
 約10日掛かりましたが復元しました。
よぉ~く見れば判りますがその辺に置いておいたら気が付く方は
いないと思います。
 飛ばされてから2週間後です。看板は元に戻りました。

 3つの看板の真ん中の『寿』ですが店が開店してまもなく大きな台風で飛ばされヒビが入りました。その時看板屋さんに相談したところ、1つだけ直したら色が変わるからおかしいと言うのです。 しかしまだ新しいので1つだけ作り変えるという話になりました。
 金額の話になりました。3つ作り変えれば15万円。1つならいくらと聞いたところ1つでも3つでも大差がないような事を言い出しました。
 ふざけるなと言うことで自分で直しました。今回の作業と違いこの時の作業は30分くらいで終わりました。 
 台風が過ぎ数日後(秋の彼岸)お世話になった方の墓参りに山梨へ行きました。
 東京都の水源林を走る幹線ではやはり数箇所の大きな崖崩れが起きていましたが、台風の数日後でしたから車が一台通れるような作業はしてありました。
 10年近く前の台風では国道411号線沿いの山が崩れ長い間通行止めが続き、この地区に住む方この道路を利用する方達は苦労されたようです。
 この道路は以前、青梅街道と呼ばれていましたが、国道に昇格してから山梨県側では拡幅工事が進み崖崩れが起きそうな所は全てトンネルになりました。春の彼岸時にはコウモリでも飛び出して来そうでしたが。
 約半年後です。開通していました。開通間もないためかコンクリートの匂いがするようでした。この道路が国道に昇格したのはこの方面を地盤としていた故金丸晋さんが頑張ってくれたからだそうです。
 東京都と山梨県を結ぶ一般道は甲州街道(国道20号)ですが、この道も災害には弱い所もあります。国道411号線東京都側は地形状拡幅工事は無理なようで第二青梅街道の工事が進んでいます。
 仮に台風・大雨等でどちらかの道路が不通になっても今までのような大きな障害は起きないでしょうね。
 今回の台風15号、幸いにも我が家では微傷でしたが近所では庭木が倒れたり倉庫の屋根が飛ばされたりの被害が出たそうです。
 他府県では生まれ育った所がなくなった方が多くいるようです。早く元の生活に戻れる事を祈るだけですね。