私のアクティブライフ 2011年
 その46 総仕上げ
2011年4月10日
今年も池を空にする事になりました。

 池を空にするにはコンパネ池を作らなければなりませんが3月11日の大きな出来事の為に厚手のブルーシートの多くは被災地に向けられたようで品薄です。数軒のホームセンターを回りやっと一枚購入できましたが定価販売のようで値引きはされていませんでした。大手ホームセンターは切り替えが早いです。

 3月11日の揺れで水が減るような気がします。確かめたところ大丈夫のようですが気になる箇所は補修しました。

 今回のメイン作業です。
池の底で水流を作りエアーを補給するポンプが11日の揺れで不調になりました。また、ポンプがずれてしまい水流の向きが変わってしまった為これも調整します。

 この池を作った当時、自分なりこれは良いだろうと石を組んで作った島のようなものですがこれも撤去する事に。
池を作った当時はこれが2つありスイレンとミズバショウが植えてありましたが鯉は何でも食べますので数年で絶えてしまいましたがそのままでは意味の無い無用の長物でした。
 数年後の2010年5月 これはいい考えだ~気合を入れて島の上にグラスファイバー製の植木鉢を作り岩松などを植えました。自分なりに出来の良さには関心していましたが陸からの離れ島には落とし穴がありました。思っていた以上に草が生えます。草取りは足場を掛けての作業になります時季には週に1回の作業ですが続ける事は不可能と考えました。

 島は約1㌧の石の上に小さい石を積みあげて作ってありました。小さい石は何とか出せましたが台座の石はどうにもなりませんので割って出す事に。

 割った石です。
山梨まで走る予定で軽トラに積んだのですが自分には限りなく楽な事が頭に浮かびました。

 ぽん抜きの沈殿槽が長い間に思うような働きをしなくなっていましたのでここに割った石を入れて処分し沈殿槽を浅くして汚泥の処理を簡単にと考えました。

 深さ2mの沈殿槽に25㌢の太さのエンビのパイプを差込みその中に割った石を入れて処分しました。

 ずいぶん浅くなり汚泥の処分が手元で簡単に出来るようになりました。

 池の底に鯉さんのお布団をひきました。鯉さんは池の底で仲良く並んで冬を越すのですが大きい鯉さんはおなかが底のコンクリですれて傷ついてしまうことがあります。これを解消する為にエンビの板をコンクリに貼りすべすべした所を2㎡作りました。
 来年の春はお腹が傷ついている鯉さんはいなくなると思います。

 ポンプも修理して池の底でよい水流を作ってくれていそうです。

 池の工事もほぼ完了して注水を開始しますが我が家の井戸のポンプは思うように水を上げる事が出来ません。ポンプの故障かなとも考えたのですが井戸の底には水が少ないようです。
 例年ですと桜が咲く頃、地下水が足りないなどという事はありませんでした。しかし注水しない訳にもいかないので公共の水で取りあえずしのぎました。

 作業が一段落したので山梨の知人のお墓参りに行きました。4月26日ですがこの方面はまだ春は遠いようです。

 帰り道、国道441号線わきの奥多摩湖に水がありません。私もこの方面には長いこと来ていますがこんな事は初めてです。

 5月8日
 池に水が入りコンパネ池から鯉を池に放すときが来ました。大きな鯉の背びれあたりにケガしている鯉がいるのは判っていましたがあまりにも多いのにはビックリしました。

 5月9日
 青サギです。これが時々近所の屋根にいるのは見ていましたがもしかしてと思い見ていた所池のふちに舞い降りて池の中を静かにのぞいています。その直後の一瞬でした約40㌢くらいの鯉をくわぎ一飲みというかやっと飲み込んで、「あぁ~」という私の声に驚いたのか飛び去りました。
 我が家の鯉がやられたのはたぶん初めてだと思いますが悔しいですね。

 見た感じは良くないのですが青サギのえさ場になっては困るのでナイロンの網を張り、上にはテングス(太目の釣り糸)を張りました。その後青サギは近所の屋根までは来ますが諦めて飛び去ります。

 背びれにけがをした大きい鯉(70~90㌢)ですがたぶん青サギにくわがれたものと思います。青サギが大きいとは言え我が家の大きいサイズの鯉を飲み込めるはずがありません。

 広い池でゆうゆうと泳ぐ姿は最高ですね。
 池の周りには竜のひげが植えてあります。皆さん石の上を歩いてくれるのですがどうしてもふまれて竜のひげが絶えてしまうところが出来ます。ここもついでに手を入れる事にしました。

 完成しました。
これで踏まれて絶える事はなくなると思います。

 踏み石も歩きやすく置きかえました。池を作った当時は簡単に移動できた石も根が生えたかのように重く感じました。
 2011年5月10日午前8時
 異常に少ない奥多摩湖の水と我が家の井戸水どのような事なのか東京都水道局奥多摩湖事務所に聞いてみました。
 Q:奥多摩湖の水が異常に少ないのですがどのような訳ですか?
 A:昭和46年(1971年)以来初めて貯水量が50%を切りました。40年ぶりです。利根川水系の力も借りますがこのままでは大変な事です。今年は降水量が少なく被害が出ない程度の大雨がどうしてもほしいです。
 その他役所の方とは思えないような色々な説明を判りやすくして下さいました。我が家の井戸水が異常に少ない原因も判りました。