私のアクティブライフ 2010
 その43 石を割る
 2010年10月27日
 15年ほど前に入手した大きな石を処分する事にしました。約3㌧、2㌧、1㌧の計4個の石ですが大きいだけあって簡単には処分出来ません。
景気の良いバブルの頃でしたら立派な庭を造る方も多く友人、知人に声を掛けておくと大きな石でも簡単に行き先が決まったのですが今時、庭に大きな石を置くような話も聞きません。良い石なのですが割って小さくして処分する事に。

 一番大きい石です。約3㌧です。
我が家の機械では庭の広い所まで運び出す事が出来ません。小さく割ってから運び出す事に。

 石にハンマードリルという機械で穴を開けます。穴の深さは20cmくらいです.。この作業は力が必要です。

 石を割るにはセリヤというクサビに似た道具を使います。

 ドリルで開けた穴にセリヤを差し込みハンマーでたたきます。

 石によっても差はありますが渋い音を出して割れ目が入ります。

 3回目のセリヤで考えていた大きさになってきました。

 その後2時間くらいで何とか持ち運びが出来る大きさまで割る事が出来ました。

 軽トラックもたいしたものです。約3㌧の石を積んで山梨県の山奥まで走ってくれました。

 大きな石がなくなり大きな穴が出来ました。とりあえず埋め戻して来年の春に植木でも。

 2個めの石です。つくばいと良い関係にありました。雨に濡れると青く光る綺麗な石です。

 この石は油石と言われる大変に硬い石でした。
ダイヤモンドのドリルを一本溶かされてしまいました。

 石目を読むのがむずかしく手こずりました。

 妻の手も借りました。女性の力でも石は割れます。

 数回目のセリヤで思うように割れ始めました。

 良い感じに割れてくれます。

 人の力では持てる大きさではありませんが読み通りです。

 セリヤは基本的に三本で石を割りますが二本でも割れます。

 この石は約2tです。やはり山梨に向かいます。取り締まられないように中を見せません。

 当然ですが重いので簡単には止まれません。発進も場所によっては手間取ります。そんな時この枯れ葉マークが役立ちます。
じい様です。もたつきますがお許しを。

 つくばいを取りあえずそれなりに収めて来年の春に。

 残る2個の石は友人の元へ行く事に。

 今回の石ですが池を造る為に手に入れたものです。良い石だった為見せ場に利用する予定でしたがいつの間にか
この大きさの石を収める場所が確保できなくなりそれぞれの場所で温存しておきました。しかし、私の鯉関係で多趣味の知人の庭に大きな石が並べられているのを見てこの石は最終的には誰がかたずけるのだろうと考えました。あとに残すには重すぎます。

 その後3回山梨まで走りました。ワリグリという石材を2回ヒノキの丸太も運びました。私の愛車は良く働きました。

 私が石割りの手ほどきを受けた山梨の田辺真道さんです。

 田辺さんが住んでいた山の一部です。田辺さんとの決め事。東京で使わない物は山へ。東京で使えるものは何でも持って行きなさい。
 田辺さんですが五年前に天に召されました。

 すし職人、和菓子職人の手は貧弱そうに考えられていますが土木、建築関係の大仕事をしても手に豆はできない、できにくいと昔から言われています。夏から庭木の手入れ、垣根の作りかえ、石割り等色々こなしましたが手はすし職人の手です。
色々な作業後は手洗い等に十分注意しております。