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2017年8月
トルネードキャッチャーのオーリング(パッキン)を作る
トルネードキャッチャーは、庭園池の強制濾過機には必ずと言って良いほど必要です。
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構造は簡単ですが強制濾過機には必需品です。池に落ちた落ち葉などを吸収して濾過機への流入を防ぎ濾過機の故障を防止します。
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トルネードキャッチャーの内部にはステンレスの強固なカゴが入っていまして、このカゴが落ち葉などのゴミを取り込みます。
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トルネードキャッチャー内に溜まったゴミを定期的に取り出す為ふたは取り外せます。
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トルネードキャッチャー内は作業中真空状態のようになります。その為本体(容器)とふたはしっかりしたオーリングで密着性を保っていますが長い間には切れてしまったりします。
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このふたの直径は220mmあります。メーカーに問い合わせてみましたら、たかがオーリングですが随分な価格を言われたそうです。ホームセンターなどで探してもこのような大きいサイズは取り扱いは無くネットで調べても探せなかったそうです。
今回も鯉誌の購読者からの相談に乗ったものです。
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オーリング、パッキンの2通りの製作方法を紹介いたします。まずは水道器具の取り付け時に使うシールテープを使います。このテープは水道器具の取り付けには無くてはならないものです。
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①シールテープを帯状に何度も強く巻き付けます。強く巻き付けないと簡単に取れてしまったり空気を吸い込んでしまい、考えている作業の効果は弱くなります。
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②シールテープを縄状に丸めて利用する事も出来ます。これもしっかり丸めた方が確実です。 |
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2つめの方法です。
普通の家庭では網戸がついていると思います。痛んだ網戸は自分で張り替えると思います。その時の材料が利用できます。
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網戸用のゴムを必要な長さに切ります。切り口は大工用語で留めに切るという言葉がありますが密着面を多くするように切ります。
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接着面は気密性を保つ為できるだけ薄いテープを利用します。 |
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ふた側に強力な両面テープで貼り付け、その上に必要な長さに切った網戸のゴムを乗せてしっかり接着すればできあがりです。
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これで完成です。
網戸用ゴムの太さは数種類ありますがどれでも同じような働きをしてくれます。 |
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細かい細工は面倒だという方はこのようなボンドもあるようですが私は利用した事はありません。
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小さいポンプなどにも応用できます。
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ついでに。
トルネードキャッチャーは真空状態で働いています。カゴの掃除などする場合は真空状態を解除しなければふたは取れません。
このバルブを動かす事で真空状態を解除できます。トルネードキャッチャーを利用している方の中でこのバルブが壊れてそれなりの応急修理(テープを貼ったり)をして利用している方も見られます。
思うに固まったバルブをペンチなどで強引に開けようとして壊したものと思います。バルブはわずかな力で分解できます。外したら油をつけて軽く磨けば新品状態になります。やって見て下さい。
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